カリキュラム

担当教員より

機械加工科(機械) 春木 勝徳 先生

写真:機械加工科 春木 勝徳 先生の写真

名もなき鉄の塊から、名のある鉄を造り出す

機械加工科では、旋盤・フライス盤・NC旋盤・マシニングセンタなどの工作機械と呼ばれる機械を使い、機械加工の基本・基礎を学びます。また、加工した物を正確に測定することで製品の良否を判定するといった技術や知識も学べる科です。

機械加工を学ぶ醍醐味は、ただの『鉄の塊』を自分が操作する機械で、ネジやピンなど名のあるものへと造り変えることにあります。『鉄の塊』を様々な場面で活躍する製品へ成長させることができる、といっても過言ではありません。

日野学園では、実際に加工や製造に携わってきた技術者から直接教えてもらえる環境が整っています。この環境の中で、『ものづくりの技術者』としての第一歩を、共に学び合いながらスタートしてみませんか。

塑性加工科(板金) 酒井 順和 先生

写真:塑性加工科 酒井 順和 先生の写真

平面から立体へ

塑性加工科では、1枚の平らな鉄板から立体へ作り上げる技術を身につけます。

まずは鉄板を加工するうえでの基礎知識・技能を習得します。経験豊かな先生方が丁寧に教えていきます。次に溶接するための基礎知識・技能などを習得し、実習を重ねていくことで応用力が身につき、いろいろな立体を作り上げることができるようになります。初めはなかなかうまく作れないと思いますが、試行錯誤を繰り返し、少しずつ形になっていくのが目に見えてわかると、完成したときの達成感は感慨深いものがあると思います。

他の高校では、日野学園ほどの板金実習は体験できません。「板金の専門技術が学べること」、これが日野学園の塑性加工科の最大の特徴です。

製造設備科(電気) 小林 武志 先生

写真:製造設備科 小林 武志 先生の写真

電気について

私たちの生活に欠かせない電気について、基礎を学び実習で実践できるのが製造設備科です。

例えば信号機の仕組みなどを学び、実際に信号機の模型に配線する体験ができます。電気の基礎理論や装置を動かすための制御回路、また電気機器の構造や働きを学び、自分たちでプログラムを考えてモデル機を製作します。思い通りに動いた時には格別の達成感があります。

「工場で稼働している設備や機械のお医者さん」を目指し、さまざまな授業や実習、工場体験で多くの知識や技能を学び、自分で体験することで、多くのことを身につけることができます。日野学園の製造設備科で一緒に楽しく学びましょう。

自動車製造科(自動車) 佐藤 晃 先生

写真:自動車製造科 佐藤 晃 先生の写真

自動車の構造と製造を学ぼう

自動車製造科では、自動車の製造(組立・検査・測定など)における基礎技能を身につけます。

はじめにガソリンエンジンの分解・組立等を行い、エンジンの基礎知識を習得していきます。次に物流で活躍している日野のトラック1台分を教材として使用し、各装置の仕組みを勉強していきます。普段あまり見ることのできない様々な部品も取り扱います。一つひとつの装置に関する知識を、実習を通して楽しく習得することにより、車への見方も変わっていきます。

卒業後に配属される職場で力を発揮できるよう、実習を進めていく中で自動車の構造を理解し、自動車の製造における知識・技能を身につけます。日野学園の自動車製造科で共に学んでいきましょう。