卒業後の活躍

卒業生の声

日野自動車の社員として活躍している卒業生にインタビューしました。ご覧になりたい卒業生を選択すると、詳細を表示します。

矢野 憲一さん(第24期生 1995年卒業)

写真:矢野 憲一さん

現在の配属先

新田工場 エンジン組立部 大型エンジン組立課

主な仕事内容

工長として大型エンジン組立課組立ラインを担当し、ラインの監督業務を行っています。また、日野学園育成会新田工場代表工長を務めています。

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 連絡事項確認・展開指示・フォロー
  • ラジオ体操
  • 班員の出社状況及び体調確認
  • 職制との朝会出席
  • ライン内・周辺の巡回
  • 作業者一人ひとりに挨拶・対話
  • トラブル等対応
  • 生産状況確認・指示
  • ライン職制との対話(対課題進捗、方向性共有・指導)
  • 各打ち合わせ等の参加
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

学園時代の工場実習で大型エンジン組立課に2回お世話になり、そのまま配属となりました。配属されたばかりの頃は、先輩方からいろいろな工程を教えていただき、無我夢中でいろいろな作業を覚えていました。監督する立場になった現在は、部下の成長を見守ることが楽しく、自分の経験談も含めた部下との対話を通し、一人ひとりの成長がより良い職場づくりに貢献すると自負しています。

仕事のやりがいを教えてください。

人財育成をしていく中で、部下の考え方や性格を知り、目標を共有しながら方向性を舵取りし、課題をやり切ったと同時に部下の成長を感じられた時です。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

海外工場にてエンジン、デフ、プロペラシャフトラインを立ち上げた時です。日本とは環境も言葉も文化風習も違う中で、現地の方たちと対話を繰り返し、何とか立ち上げ納期に間に合わせることができました。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

まず基本的な挨拶がしっかりでき、健康第一でやる気がありコミュニケーションが取れる方、お待ちしています!

金井 将太さん(第28期生 1999年卒業)

写真:作業場の金井 将太さん

現在の配属先

新田工場 エンジン組立部 大型エンジン組立課

主な仕事内容

大型エンジンの組立

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 反対直(二交代制における早番・遅番)からの連絡事項確認
  • 班員の出勤状況確認
  • リーダーミーティング実施
  • ラジオ体操
  • 班内ミーティング実施
  • 生産ライン稼働

    • 現場設備確認・作業者動作確認・いろいろなボードのメンテナンス(その日の変化点やグラフ記入など)
    • 打ち合わせ参加(品質ミーティング・保全ミーティングなど)
    • 職場内管理業務(勤怠・ライン終了後の作業内容確認・課題(改善)実施など)
  • 生産ライン終了
  • 班内ミーティング実施
  • 掃除
  • 現場確認
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

配属されたばかりの頃は失敗して先輩や上司に迷惑を掛けながらも、与えられた仕事をなんでも引き受けてこなしていく毎日でした。そんな日々を繰り返していくうちに、先輩たちと仲良くなり、上司からも信頼を得て、いろいろなことに挑戦させてもらうようになって、自分の成長を感じました。
管理する立場になってからは、自分の成長よりも、後輩たちを成長させることに仕事の面白さや、やりがいを感じるようになりました。

仕事のやりがいを教えてください。

自分のできる工程(仕事)が増えたり、上司から与えられた改善業務などの課題を達成できた時や、仕事を教えた後輩に成長が見られた時に、喜びを感じます。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

日野工場から新田工場へ職場が移転したときは、新しい設備にとまどったり、部品が足りなかったり、課題が山積みで思うように生産ラインがまわらず、毎日バタバタして苦労しました。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

魅力的な人財とは『明るく・楽しく・元気よく』が基本!どんなに辛く厳しいことがあっても、周りを明るく照らしてくれる『君』を待っています!

飯山 厚さん(第36期生 2007年卒業)

写真:作業場の飯山 厚さん

現在の配属先

羽村工場 機械部 SUVアクスル課

主な仕事内容

大型ナックル・大型アクスルシャフトの加工

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 連絡事項の確認
  • 班員の出社確認及び体調確認
  • ラジオ体操
  • 朝礼
  • ライン内・周辺の巡回
  • トラブル等対応
  • 指導員業務
  • 昼食
  • ライン内・周辺の巡回
  • 各打ち合わせ等の参加
  • 生産状況確認
  • 連絡事項の記入等
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

配属されたばかりの頃は仕事内容(ライン業務)もわからないことだらけで、先輩社員に教わりながら精一杯頑張っていました。それから10年以上経ち指導員になってからは、ライン業務や提出書類の指導など後輩社員をフォローすることが多くなり、教わる側から教える側の立場になりました。
また、配属当初は自分自身のことを考えて行動することが多かったのですが、今は会社や後輩社員のことも考えるなど、気持ちの部分にも変化があったと感じています。

仕事のやりがいを教えてください。

自分が教えたことをしっかり理解し行動できるようになった後輩社員の姿を見ると、やりがいを感じます。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

人をまとめることです。自分より年齢が上の人が多くいる中で、どのようにコミュニケーションをとるかなど、いろいろ苦心しました。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

やる気があって挨拶がしっかりできる人を職場は求めています!

大場 賢治さん(第36期生 2007年卒業)

写真:作業場の大場 賢治さん

現在の配属先

羽村工場 品質管理部 検査監査課

主な仕事内容

生産車両の部品トラブル対応(部品検査)

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 前日の業務日報を入力
  • 申し送りの確認とグループとしての役割分担を大まかに決定(不良があった部品の流動品の選別、仕入先への連絡、不具合車両の手直し処置、他部署への応援など)
  • できる内容から処置していき、後で時間のあるときに今までの不具合情報のまとめ(対策報告の促進フォロー)
  • ライン・スタッフ・仕入先からの電話連絡に都度対応
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

働き始めの頃はボデー受け入れ検査という1人で検査対応する工程に入りましたが、検査の感度を身につけるのに四苦八苦でした。周りの方は30代~60代で、自分と近い世代がおらず、どうやってコミュニケーションをとればいいか不安でした。いろいろな仕事を通じてさまざまな方と交流することで不安を感じなくなり、今は自工程完結(責任をもって、自分の工程で悪いものは作らない、次工程に流さない)を意識して作業しています。

仕事のやりがいを教えてください。

いろいろな知識を求められますが、経験のないことにも根気よく向き合うことで、知識を得る術も見つかります。そこにやりがいがあるかもしれません。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

以前は異なる世代の人たちとのコミュニケーションやホウレンソウ(報告・連絡・相談)に苦労しました。また、品質に関わる仕事内容なので責任ある行動も求められ、大変ですが気を引き締めて対応しています。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

物事の裏付けまで調べる探求心のある人。一人ではできないことが多く周囲の人たちと協力して作業するため、相手に敬意をもって対応できる人。また、一辺倒ではなく多種多様な仕事内容なので、何事にも挑戦できる人を求めています。

中谷 哲也さん(第36期生 2007年卒業)

写真:作業場の中谷 哲也さん

現在の配属先

新田工場 エンジン機械部 大型エンジン機械課

主な仕事内容

大型コンロッドの加工

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 連絡事項確認
  • 班員の出社及び体調確認
  • ラジオ体操
  • 朝礼
  • ライン内の巡回
  • 指導員業務
  • 異常対応
  • 昼食
  • 生産状況確認
  • 打ち合わせ参加
  • 連絡事項等のまとめ及び展開
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

配属時は先輩たちに助けてもらいながら必死に作業する日々でした。その中でいろいろな方からアドバイスをいただき、知識や技能を身に付けることができました。現在は指導員として職場のメンバーを育てる立場となり、メンバーの成長にやりがいを感じるようになりました。メンバーとコミュニケーションをとって、明るい職場づくりを目指しています。

仕事のやりがいを教えてください。

メンバーの成長や、仕事に対して妥協しない・向上心を持ってもらうことにやりがいを感じます。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

日野工場から新田工場に移転となり生準業務を行いましたが、短納期の中で製品精度を確保することに苦労しました。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

挑戦する気持ちを持って何事にも向かう方を求めます。また、明るく挨拶をすることで周囲との会話のきっかけとなり、困ったときに手を差し伸べてもらえると思うので、挨拶を大切にしてください。

二通 千恵美さん(第40期生 2011年卒業)

写真:二通 千恵美さん

現在の配属先

羽村工場 塗装成形部 保全課

主な仕事内容

搬送設備の点検や分解・組付け作業、新入社員の教育

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 搬送設備の点検
  • 分解・組付け作業
  • 帳票作り
  • 退社

※育児時短勤務

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

配属当初は先輩の指示のもと、配線作業や回路変更など電気的な改善作業をしていました。今は結婚して子供がおり育児時短勤務をしているため、その時間内でできる搬送設備の点検、分解・組付け作業、帳票作り等、電気作業以外の仕事をしています。一人で対応する作業が多く、自分で考え行動しなければいけなくなり、一つひとつ責任を持って行動するようになりました。

仕事のやりがいを教えてください。

搬送設備の分解~組付けまで一つのことをやり遂げた時や、⻑時間停止になり得る設備の不具合を発見・報告を行い、上司から感謝された時にやりがいを感じます。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

私は背が低いので、高い所の点検・修理や、装置の分解・組付けで力のいる作業が大変でした。そういった場面では、先輩に手伝っていただきながら作業を行っています。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

挨拶がしっかりできて、やる気がある人。
共同作業も多いので、職場の人たちとコミュニケーションが取れる人を求めています。

山田 紘資さん(第40期生 2011年卒業)

写真:作業場の山田 紘資さん

現在の配属先

羽村工場 車体部 車体課

主な仕事内容

TOYOTAの「ランドクルーザー プラド」のボデーへ、ドア・ボンネットなどの蓋物類のパーツ組み付け。ドア類の組み立て(スポット溶接、シーリング、表面検査等)。

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 始業前点検(設備や工具が正常に動くか点検)
  • ミーティング(本日の申し合わせ事項、災害速報展開)
  • ライン作業
  • 昼休み
  • ライン作業
  • 生産終了
  • 職場整備(部品補充、設備工具メンテナンス、清掃、ゴミ捨て)
  • 改善作業
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

新入社員の頃は目の前の業務に対応することで精一杯でしたが、さまざまなラインや工程の仕事を覚えていく中で、車造りに対する想いや、お客様に満足いただける品質を意識するようになりました。トヨタ自動車への応援出張では、世界トップレベルのものづくりの仕組みや職場環境を肌で感じ、人財育成の重要さも学びました。

仕事のやりがいを教えてください。

日本全国、世界各地で自分たちが造った車が活躍していることを誇らしく思います。また、不具合の流出を未然に防止することで、日野ブランドを守り抜くことに繋げたいです。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

車1台ごとに決められた短い時間の中で、目を凝らしたり触ったりして小さなキズや凹み等の不具合を探し出し、均一になるよう品質保証することです。自分はマイペースな性格なので、決められた時間内にすべての作業を完了させることを特に心がけています。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

礼儀正しく明るく挨拶ができ、職場や会社を熱く盛り上げてくれる人を求めています。

湯口 蓮さん(第46期生 2017年卒業)

写真:湯口 蓮さん

現在の配属先

古河工場 モジュール製造部 塗装課

主な仕事内容

主に塗料作成のリリーフ作業やマスキング車の品質確認などをしています。そのほかに、稼働中に品質不良が発生しないよう塗装機のプログラム調整も行っています。

1日の仕事の流れ

  • 出社
  • 逆直の連絡事項の確認
  • 班員の出社確認及び体調確認
  • ラジオ体操
  • 朝礼
  • ライン内・周辺の巡回
  • 電力・ガス使用量の確認、データ入力
  • 昼食
  • ライン内・周辺の巡回
  • 生産状況確認、稼働日報確認
  • 連絡事項の記入等
  • 退社

卒業生インタビュー

配属されたばかりの頃と比べて、どのような変化がありましたか。

配属されたばかりの頃は、特に何も考えず仕事をする日々でした。ある日、トヨタ自動車役員・河合 満さんの対談を読み、「トヨタ生産方式って、作業者を追い詰めるものじゃない。目的はサボることでもいい。」この一文が、仕事に対する考え方を変えるきっかけになりました。それ以降、仕事をする際はやらされるのではなく自分から率先して、誰が作業をしても安全でかつ低負荷で作業ができるような職場づくりを心掛けています。

仕事のやりがいを教えてください。

海外旅行先で、自分が手掛けた車が走っているのを見た時、仕事にやりがいを感じます。またコロナ禍の近年では、自分たちの仕事が物流を通じて社会に貢献できていると肌で感じ、よりやりがいを感じています。

仕事で大変だったこと、苦労したことを教えてください。

産業ロボットを導入せずに内製で自動機を作成したことです。試行錯誤し何回も失敗しましたが、完成した時は嬉しかったです。完成後も定期的に品質データを集めて微調整を行い、より良いものに日々進化させています。

求めている人財を教えてください。(未来の学園生へ一言!)

日野自動車は海外比率が高いため、海外に行けるチャンスがあります。自分も米国出張に行きましたが、とても貴重な経験になりました。学園生には、グローバルな人財になってほしいと思います。