はたらくクルマと君も世界へ

学園案内

日野工業高等学園とは

日野学園は、日野自動車株式会社が運営している企業内訓練校です。
日野学園の学習内容は、一般の工業高校に近いカリキュラムとなっています。

しかし、日野学園と一般の工業高校では、大きく変わる点が3つあります。

日野学園を卒業後は日野自動車で働きます

本人の適性を考慮したうえで、日野自動車の製造職場を中心に、各部門に正式配属されます。

会社名 日野自動車株式会社
本社・日野工場 東京都日野市日野台3丁目1番地1
古河工場 茨城県古河市名崎1番地
羽村工場 東京都羽村市緑ケ丘3丁目1番地1
新田工場 群馬県太田市新田早川町10番地1

手当てが支給されます

日野学園に入学すると日野自動車の社員(訓練生)になります。実際に働くことはありませんが、学習することが学園生の仕事です。手当てを支給することで皆さんの自立をサポートします。

手当てから控除されるもの

  • 社会保険料
  • 所得税
  • 入学時に必要な制服代や教科書代など
  • 積立金(修学旅行、自動車運転免許など)
  • 日々の昼食代(社員食堂利用の場合)
  • その他(寮費)

生徒手当および特別手当

生徒手当 1年生 99,000円
2年生 102,000円
3年生 151,000円
特別手当 各学年 年2回支給(7月・12月)

少人数制で専門技能を磨きます

日野学園は、各学年とも60名以下の編成です。
専門科目、実習ではさらに4つの科に分かれ、少人数で専門技能を磨いていきます。
1年次は4つの科を順番にまわり、2年次からは専門の科を決定し高いレベルの技能を身につけます。公的資格、日野自動車の社内資格とさまざまな資格を取得します。

充実した実習施設・設備と少人数制により、1人ひとりの理解度に応じた指導が受けられます。
同級生だけでなく、先生方との交流もしやすい環境です。

(例) 学年の人数:60名 クラス数:2の場合

普通科目 各クラスごとに授業を受けます。
(一部の科目は習熟度別クラス編成となります。)
専門科目と実習 各科に分かれて授業を受けます。
機械加工科20名
塑性加工科10名
自動車製造科:20名
製造設備科10名

学園案内パンフレット・季刊誌

日野学園のパンフレットや季刊誌をPDFでご覧いただけます。

学園案内パンフレットPDF(3MB)

  • 学園案内パンフレット

季刊誌-Relationship 絆- PDF

学園生自ら編集・発行している学園内の季刊誌です。主に行事のレポートを掲載しています。

学園長あいさつ

“ものづくり”のプロを目ざして


学園長 前田 貞好

日野工業高等学園は日野自動車株式会社にある企業内訓練校です。科学技術学園高等学校と連携し、高等学校卒業資格が取得できます。
本学園では、ものづくりを通じて「職場のリーダー」になる人財の育成を目指しています。そのために、どんなことにも挑戦し、柔軟な心を備えた適応力のある「人づくり」に努めています。人の成長には、「今より善くしよう」という心を持つことが大切です。常に向上心を持ち、日々進歩できるような教育を、本学園では取り入れています。

“働くクルマと君も世界へ”を夢見て

学園生の育成には「心の育成重点5項目(協調性・忍耐力・責任感・自主性・リーダー性)」を軸としています。「職場のリーダー」になるために、学園での様々な経験を通して、ものづくりのプロとしての一歩を踏み出してもらいます。そして世界へ羽ばたく技能者になってもらうことを願っています。

3年間の学習の流れ

日野学園では専門分野の学習だけでなく、普通教科の学習も大切にしています。
基礎・基本を繰り返し学習することによって、「知識」、「理解力」、そして「創造力」といった教養を身につけていきます。また、英検・漢検・パソコン利用技術検定など各種検定にも挑戦しています。
こうした日々の学習の積み重ねで豊かな人間性を育み、卒業後は日野自動車の一員として働くだけでなく、ひとりの「自立した社会人」として魅力ある人間を目指します。

日野工業高等学園入学

1年次

普通教科を中心に勉強し、実習は4つの科を順番にまわり共通基礎実習を行います。
応用実習では約1カ月間古河・羽村・新田工場の製造職場で仕事の体験をします。

2年次

2年次から各科に配属され、専門科目を中心に勉強し、専門実習を行います。
配属先は本人の希望や適性を考えて決定します。

3年次

引き続き専門科目・専門実習を行うとともに、習得した知識・技能を応用して創作実習を行います。
資格取得にも挑戦します。

日野自動車へ正式配属

取得できる資格

機械加工科 技能検定
(3級普通旋盤作業)
(3級機械検査作業)
塑性加工科 技能検定
(3級曲げ板金作業)
自動車製造科 自動車整備士
(3級実技免除)
製造設備科 第2種電気工事士
全科共通 ガス溶接(1年生で取得)
丙種危険物取扱者(2年生で取得)
乙種四類危険物取扱者(2年生で取得)
技能士補(卒業時に取得)

社内資格:
アーク溶接、有機溶剤取扱作業、ホイスト付クレーン運転、玉掛作業

科の紹介

画像ボタン:機械加工科の詳細はここを押してください

機械加工科(機械)の紹介

1/100ミリの世界

工作機械の基本実習やプログラミングの実習により、最新の工作機械も使いこなす能力を身につけます。

機械加工科(機械)のPRポイント

  • 工作機械や道具が豊富です。使う順番を待つことなく作業に打ち込めます。
  • 遊び心も育てながら心と腕を磨きます。技能祭では人力車製作、ベーゴマで対戦を楽しんだり、「ピラゴラ装置」を作り来場者の目を引きました。

3年間の学習内容

  • 1年次
    機械作業の基本知識・基本作業を学びます。
  • 2年次
    機械作業のより専門的な知識・作業・技術を学びます。
  • 3年次
    国家検定である技能検定「機械加工普通旋盤作業3級」「機械検査作業3級」を受けます。

画像ボタン:塑性加工科の詳細はここを押してください

塑性加工科(板金)の紹介

平面から立体へ

板金の基礎知識を学び、平面の板材から立体の製品を作り出す技能を身につけます。

塑性加工科(板金)のPRポイント

  • 一般の工業高校には少ない科です。
  • 板金加工の設備が充実しています。
  • 卒業後すぐに職場の即戦力になれるよう、基礎から応用までしっかり習得します。

3年間の学習内容

  • 1年次
    アーク溶接、ガス溶接、鉄板の切断、鉄板をハンマーで叩き曲げる技能を学びます。
  • 2年次
    鉄板を手で曲げ、円筒状や円錐状にしたり、凹凸のある鉄板を平らにする技能を学びます。
  • 3年次
    国家検定である技能検定「曲げ板金作業3級」を受けます。

画像ボタン:自動車製造科の詳細はここを押してください

自動車製造科(自動車)の紹介

自動車製造のエキスパートへ

自動車の構造・機能を理解して自動車の製造および車両検査等の基礎技能を身につけます。

自動車製造科(自動車)のPRポイント

  • もちろん実車を用いた実習です。
  • 卒業後に配属される職場での作業を見据えた実践的な実習です。
  • 時には工場見学なども交えて勉強をします。

3年間の学習内容

  • 1年次
    工具の使い方、ガソリン・エンジンの構造・機能・分解・組立・点検・調整や測定具の使い方などを学びます。
  • 2年次
    ディーゼル・エンジンからタイヤに至るまでトラック1台分のほぼ全ての部品についての学科学習と実習をします。
  • 3年次
    最新のディーゼル・エンジンについて学び、トラック1台を分解・組立・点検・調整します。

画像ボタン:製造設備科の詳細はここを押してください

製造設備科(電気)の紹介

電気でものを動かす

電気の基礎技術を学び、工場で稼動している電気設備を取り扱う能力を身につけます。

製造設備科(電気)のPRポイント

  • 制御盤とコンピュータは1人1台使用します。じっくり集中してプログラムを考えることができます。
  • 技能祭では趣向を凝らした作品を創作し展示します。クレーンゲームや自動ドアなどを作って毎年来場者を楽しませています。

3年間の学習内容

  • 1年次
    電気の基礎理論から始まり、あらかじめ定められた順序や条件に従ってモノを思い通りに動作させてゆく「シーケンス制御」の基礎を学びます。
  • 2年次
    シーケンサを学び簡単なモデル機を製作し、PLCという制御装置を用いてモデル機を稼動させます。
  • 3年次
    国家資格の「第2種電気工事士」の試験に挑戦します。

クラブ活動

日野学園ではクラブ活動は全員必修です。
日々の練習やクラブ合宿など、仲間とともに練習に励み、心と身体を鍛えています。
運動部は「高等学校体育連盟定時制通信制大会」に参加しています。

軟式野球部

06年度東京都定通制総合体育大会「優勝」、14年度定通制全国大会出場、18年度秋季大会「ベスト4」

バレーボール部

18年度東京都定通制春季大会兼全国大会予選「優勝」、18年度第45回定通制全国大会「決勝トーナメント ベスト25」

サッカー部

08年度定通制全国大会出場、15年度定通制全国大会「3位」、18年度都高体連定通部会サッカー部東京都春季サッカー大会兼全国大会予選「ブロック準優勝」

陸上競技部

定通制全国大会25年連続出場、18年度秋季大会「準優勝」、18年度定通制駅伝の部「2位」・ロードレースの部「優勝」

ソフトテニス部

定通制全国大会24回連続出場、15年度定通制全国大会個人戦「準優勝」

剣道部

定時制全国大会11年連続東京都代表選手選出・出場、全国高等学校定時制剣道大会16年度「優勝」・17年度「準優勝」

バスケットボール部

2019年度より新設・活動開始

吹奏楽部

学内での演奏会やトヨタ工業学園との合同演奏、自治会催しへの演奏協力

学園行事

日野学園は、1年間を前期(4月〜9月)と後期(10月〜3月)に分ける2学期制を採用しています。
各月ごとの行事内容の一部をご紹介します。

4~5月 入学式、規律訓練合宿、公開授業週間
クラブ合宿、技能交流会、生活体験発表会、体育祭
6~7月 前期中間試験、応用実習(3年生)、キャンプ(1年生)
8~9月 ボランティア活動、夏季連休、全トヨタ大会、前期期末試験、技能祭
10~11月 応用実習(2年生)、海外修学旅行(3年生)、技能競技会、後期中間試験
12~1月 マラソン大会、ボランティア活動、集団行動発表会、冬季連休
年始行事、仮配属実習(3年生)
2~3月 後期期末試験、応用実習(1年生)、スキー・スノーボード実習(2年生)
卒業式、正式配属、総合学習発表会、学期末連休

卒業生の声

現在日野自動車の社員として活躍している卒業生にインタビューをさせていただきました。

金井 将太さん

機械加工科
第28期生(1999年卒業)
府中市立府中第八中学校出身

現在の配属先

新田工場 エンジン組立部 大型エンジン組立課

日野学園への入学動機

小さい頃からモノを造ることが好きで、学校見学に行ったときに先輩がとても気持ちの良い元気な声で挨拶をしてくれたことがとても嬉しく、日野学園へ入学したいと思いました。

学園生活の一番の思い出

クラブ活動です。(バレーボール部所属)

現在の仕事内容

主に大型エンジンの組立です。

今後の目標

より良い製品(トラック)をお客様に届けるためのより良い職場づくり
誰もが明るく・楽しく・元気よく働ける職場にする
~良い製品は良い職場から~

後輩へのアドバイス

卒業してだいぶ経ちますが、学園生活のたくさんの思い出は昨日のことのように今でも覚えています。それは日野学園での3年間がとても充実していたからですし、また日野学園で出会った仲間達のおかげだと思います。より充実した日々と、技能技術を身に付け、最高の仲間をつくりたいと思っている“キミ”を待っています!!

小林 貴さん

自動車製造科
第29期生(2000年卒業)
相模原市立北相中学校出身

現在の配属先

古河工場 組立部 組立課

日野学園への入学動機

父が日野自動車に勤めていたため、日野のトラックが身近にあり、カッコイイと思っていました。それを造る父に憧れを持ち、いつかは自分も父のようになりたいという思いで入学を決めました。

学園生活の一番の思い出

学園での一番の思い出は、やはりクラブ活動です。3年間厳しい練習ではありましたが、一番輝いている思い出です。同じ時間を過ごした今でも大切な仲間と、貴重な経験を与えてくれた恩師には感謝しています。

現在の仕事内容

新工場である古河工場組立部で、車両の組立ラインの指導員を務めています。

今後の目標

始まったばかりの新工場をより良い工場に発展させ、世界中のお客様に満足して頂ける車を造っていきたいと思っています。そして、どんどん増えている学園卒の仲間がより強い絆で結ばれ、笑顔で仕事の出来る職場を造っていきます。

後輩へのアドバイス

日野学園での3年間は、私にとってかけがえのない時間でした。皆さんにも同じようにかけがえのない3年間を過ごして、大切な仲間をつくってもらいたいです。先生・先輩みんなが待っています。目標を持って入学してきてください。

矢口 良さん

自動車製造科
第37期生(2007年卒業)
練馬区立上石神井中学校出身

現在の配属先

サービス部 海外サービス室 北米・オセアニアG

日野学園への入学動機

小さな頃から自動車が好きで、将来は自動車に関わる仕事に就きたいと思い入学を決めました。

学園生活の一番の思い出

3年次のアメリカへの修学旅行です。初めての海外で、見るもの聞くもの全てが新鮮でした。

現在の仕事内容

海外のお客様が安心して日野車を使って頂けるサービス体制作りを、現地代理店やディーラーの人達と力を合わせて行っています。

今後の目標

少しでも海外のお客様のお役に立てるよう、自身の知識・技術の向上を目指し、海外のみならず国内にも目を向け、良いことは吸収し将来に活かしたいです。

後輩へのアドバイス

自分に正直に、周りに誠実に、将来に夢と希望を持って、何事にも全力で挑戦してください。

大下 瑞希さん

機械加工科
第43期生(2014年卒業)
相模原市立大沢中学校出身

現在の配属先

羽村工場 機械部 製造課

日野学園への入学動機

勉強をしながら資格が取れるので自分の強みになると思い、入学を希望しました。

学園生活の一番の思い出

アメリカとカナダに行った修学旅行です。最初は「言葉が通じなかったらどうしよう」と不安もありましたが、ホームステイ先などで温かく迎えてもらえたので楽しく過ごすことができました。

現在の仕事内容

高周波焼き入れ部品切断検査の硬度測定です。

今後の目標

まだまだ勉強することが多いので、知識・技能の向上を目指します。

後輩へのアドバイス

入学してから、規律の厳しさに気持ちが折れそうになることがあると思います。この厳しさを乗り越えることが今後の自信につながります。楽しく元気に頑張ってください。

学園Q&A

日野学園に寄せられるよくあるご質問を掲載しております。
ご不明な点がございましたら、お電話にてお問い合わせください。

※吹き出しをタップすると、回答が表示されます。

一般の学校と違うようですが、高校の卒業資格は取れるのでしょうか?
タップして回答を見る

はい、取得できます。

東京都世田谷区にある科学技術学園高等学校との技能連携制度により、卒業資格を得ることが可能となっています。

技能連携制度・・・

2重に学習することなく3年間で2つの学校の卒業資格を得られる制度
(学校教育法第55条による)

月々の手当てをもらえるということですが、工場で働きながら勉強をするということですか?
タップして回答を見る

いいえ、学園生は働くことはありません。

学園生の1番の仕事は「学習すること」です。
ただし、各学年で1回ずつ、実際の生産職場を体験するため約1カ月の「応用実習」があります。

月々の手当から控除されるものを教えてください。
タップして回答を見る

以下のものが控除されます。

  • 社会保険料
  • 所得税
  • 入学時に必要な制服代や教科書代など
  • 積立金(修学旅行、自動車運転免許など)
  • 日々の昼食代
  • その他(寮費)
寮はありますか?誰でも入寮できますか?
タップして回答を見る

あります。

一般社員と同じ寮になります。
遠方にお住まいで通学が困難な場合のみ、入寮可能か否か会社規定と照らしあわせ、相談してからの決定となります。

入学費用や入学後の費用を教えてください。
タップして回答を見る

基本的に諸費用は、入学後月々支給される手当てから控除されます。

なお、通学定期代も補助されます。

卒業後は日野自動車で働けるのですか?
タップして回答を見る

はい。

日野学園へ入学すると、日野自動車株式会社に入社することになりますから、学園生は社員(訓練生)として処遇されます。
そして卒業後は各部門へ配属されます。

応募方法を教えてください。
タップして回答を見る

中学校の先生を通して応募書類を
所轄のハローワークに提出してください。

一般の高校のような願書や受験票のやりとりはありませんので注意してください。
詳しい内容は「受験から入学までの流れ」をご覧ください。

「受験から入学までの流れ」を見る

在校生の出身中学校を教えてください。
タップして回答を見る

「出身中学校一覧」にて記載しております。

「出身中学校一覧」を見る(PC版)