日野学園からのお知らせ

2019年9月20日
苦しくても、悲しくても、コートの中では

8月29日(木)~30日(金)の2日間で実施された第57回全トヨタ大会には、トヨタ工業学園やデンソー工業学園、そして本学園を含めたオールトヨタ訓練校12校が集結しました。9つもの競技が実施され、それぞれの競技で訓練校同士が激しい戦いを繰り広げます。
今回はその競技種目の1つである“バレーボール”、そして本学園のバレーボール部部長である島津怜波さん(3年生自動車科)についてお話しをさせてください。
(写真中央、白いユニフォームの生徒が島津さん)
普段バレーボール部が参加している東京都の大会では男女混合のチームの出場は許されていませんが、全トヨタ大会ではそれが許されています。3年生にとって引退試合となるこの大会に向けて、彼女は性別という垣根を越えて、ほとんどが男子生徒で構成される部員1人1人に対して、真剣に向き合ってきました。うまくいかないことも時折ありましたが、部員全員が納得するような練習を常に試行錯誤してきました。その総決算として全トヨタ大会があり、彼女はここでようやく部員たちと一緒にコートに出て戦うことができるのです。
他の訓練校のチームは男子のみで編成されており、本学園のバレーボール部は互角に戦えるのかという心配がありました。結果として、フルセットの末に敗れてはしまいましたが、堂々たる戦いぶりでした。素晴らしい経験が出来た2日間でした。