電子性能実験棟を新設、4月より稼働開始

経営

2021年3月25日
No.21-005

最先端の測定技術と設備の導入により、加速するCASE技術開発に対応

 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下 日野)は、自動車用としては世界最大級※1の電波暗室と最新機器を有する「電子性能実験棟」を羽村工場内に新設し、4月より稼働を開始します。

 先進運転支援システムやCASE2技術の進展に伴い、車両に搭載された電子機器から発生するノイズや、他の電子機器が発生する電磁波に対する耐性を測定するため、より高度な電波障害試験設備が必要となっています。このたび新設した電子性能実験棟は、1辺30mの大型電波暗室に4軸シャシダイナモを導入し、乗用車から大型トラック・バス、さらには建設機械等も対応可能な設備になっています。
 最先端の測定技術と設備の導入によって平均試験時間が従来の3分の1以下となり、よりスピーディで効率的な開発支援を実現します。

電子性能実験棟.jpg電子性能実験棟外観


電波暗室.jpg電波暗室


 日野は、豊かで住みよい持続可能な社会の実現を目指して、中期経営戦略「Challenge2025」において「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性で取り組んでいます。今後もお客様に安心してお使いいただける商品の提供を続けてまいります。

1 日野調べ
2 CASEC=コネクティッド、A=自動化、S=シェアード、E=電動化

以 上


SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献】
日野では、自由に安全に効率的に、人と物が移動する「豊かで住みよい持続可能な社会」の実現を目指し、お客様・社会への価値提供として①日野車による「交通死亡事故ゼロ」、②「CO₂排出量の大幅削減」、③「お客様ビジネスの発展支援」、④「人流・物流の更なる効率化」の4つに取り組んでいます。
本件は、①日野車による「交通死亡事故ゼロ」、②「CO₂排出量の大幅削減」を通じて、SDGsの以下の目標達成に貢献します。

安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現
交通死亡事故ゼロ、CO₂排出量の大幅削減、人流物流のさらなる効率化によって、「豊かで住みよい持続可能な社会」実現を目指します。

(参考)
SDGsと日野の戦略・取組み(PDF)
安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現(PDF)

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