日野自動車とTRATON、電動化における協業契約を締結

経営

2020年10月28日

日野自動車株式会社
TRATON SE

     
  • 日野とTRATONは電動化における協業契約を締結した
  • 2018年に始まった戦略的協力関係に基づき、持続可能な輸送に貢献していく
  • 日野 下社長 「商用車専業メーカーならではの強みを掛け合わせた電動車の一括企画により、お客様に最高の価値を提供する
  • TRATON グルンドラーCEO 「強力なパートナーである日野との新たな協業は、我々の使命実現に向け、電動化における重要なステップとなる」

 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下 日野)とTRATON SE(本社:ドイツ、CEO:マティアス・グルンドラー、以下 TRATON)は、「お客様に最高の価値を持続的に提供していくための戦略的協力関係」に基づき、電動車の企画と提供に向けた協業契約を締結しました。今回の協業においてTRATONと日野は独自の強みを融合させ、その成果を両社が電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)の開発、およびソフトウェアや各種インターフェイスを含む電動プラットフォームや電動化コンポーネントの共通化において活用していきます。高い専門性を持つ両社のメンバーでチームを形成し、スウェーデンのセーデルテリエで活動を開始し、のちに東京にも拠点を構える計画です。日野とTRATONは、将来社会に必須となるEVFCVといった電動車の実用化に向けたリードタイムを短縮します。

 日野自動車 下社長は「調達領域に続き、喫緊のニーズである地球温暖化防止に貢献する電動化領域においても、TRATONとのシナジーが具現化することをうれしく思います。商用車メーカーならではの強みを掛け合わせ、電動車の一括企画を行い、お客様に最高の価値を提供してまいります」と語りました。

 TRATON グルンドラーCEOは「TRATONの使命は、人、地球、そしてパフォーマンスをきめ細かく調和させることです。強力なパートナーである日野との新たな協業は、電動化に関する次の重要なステップであり、我々の使命を前進させるものです」として、2025年までに10億ユーロを電動化に投資するというTRATONグループの目標をあらためて語りました。

 2018年4月、日野とVolkswagen Truck & Bus GmbH (TRATON)は、長期視点、対等かつ互恵的な戦略的協力関係の構築に向けた合意書(Strategic Cooperation Framework Agreement)に調印しました。両社は「お客様に最高の価値を持続的に提供していく」との考え方を共有し、2019年に調達ジョイントベンチャーを設立し、このたび電動化領域の協業を具体化しました。引き続き、互いの強みを踏まえて将来技術におけるさらなる協業の可能性を模索してまいります。

以上


SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献】
日野では、自由に安全に効率的に、人と物が移動する「豊かで住みよい持続可能な社会」の実現を目指し、お客様・社会への価値提供として①日野車による「交通死亡事故ゼロ」、②「CO₂排出量の大幅削減」、③「お客様ビジネスの発展支援」、④「人流・物流の更なる効率化」の4つに取り組んでいます。
本件は、②「CO₂排出量の大幅削減」について同じ志を持つパートナーとともに取り組むことによりSDGsの以下の目標達成に貢献します

【1】
安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現
交通死亡事故ゼロ、CO₂排出量の大幅削減、人流物流のさらなる効率化によって、「豊かで住みよい持続可能な社会」実現を目指します。

【2】
トラック・バス事業における各ステップで、環境負荷最小化

トラック・バスが地球に与える環境負荷を極限まで低減する取り組み『日野環境チャレンジ2050』で、地球温暖化防止、資源循環、生物多様性保全などに貢献します。

【3】
同じ志を持った仲間づくり
(あらゆる力を結集した社会課題解決)
日野グループだけにとどまらず、同じ志を持つ企業とパートナーになり、社会課題解決に取り組みます。


(参考)
SDGsと日野の戦略・取組み(PDF)
安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現(PDF)
トラック・バス事業における各ステップで、環境負荷最小化(PDF)
同じ志を持った仲間づくり(PDF)

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