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HINO TEAM SUGAWARA

日野自動車は、2006年大会からチーム名を“HINO TEAM SUGAWARA(日野チームスガワラ)”と一新し、ダカールラリー史上最多出場・最多連続完走記録を持つ菅原義正氏率いるチームスガワラとの協業体制を強化しました。

メンバー

日野自動車は、70歳を越えてなお現役ドライバーとして活躍を続け、ダカールラリー史上最多の35回連続出場となった菅原義正と、次男の菅原照仁の親子ドライバーが率いるチームスガワラとともに、「日野チームスガワラ」として2台の「日野レンジャー」でダカールラリーに参戦している。チームには、菅原親子が全幅の信頼を置くナビゲーターとメカニックリーダー、日野自動車本社にて車両開発に携わり高度な知識を深めてきた社員メカニック、全国から公募により選抜した腕利きの日野販売会社メカニックを集め、またレース開催国の販売代理店は車両整備拠点を設営するなど、HINOグループが一丸となって挑戦している。

菅原 義正

チーム代表 兼 1号車ドライバー

日本レーシングマネージメント(株)取締役会長
1941年5月31日生まれ、北海道小樽市出身。
多数の国内レース出場経験、サハラ砂漠横断などの冒険行を経て1983年(41歳)にオートバイでパリ・ダカールラリーに初出場。以来、4輪部門7回を経て1992年より日野レンジャーで参戦。トラック部門総合準優勝6回、排気量10リットル未満クラス優勝7回の実績を持つ。連続出場記録35回は大会最多。2009年に「ダカールラリー史上最多連続完走20回」、2018年に「同史上最多連続出場35回」の世界記録についてギネスブックの認定を取得した。

菅原 照仁

2号車ドライバー

日本レーシングマネージメント(株)代表取締役
1972年7月13日生まれ、東京都港区出身。
菅原義正の次男。1998年のダカールラリーにメカニックとして初参戦し、翌年からは父・義正のナビゲーターを担当。同時に国内オフロードレースやラリーモンゴリアなどで経験を重ね、2003年のファラオラリー(エジプト)では日野レンジャーを駆ってトラック部門総合優勝を飾った。ダカールラリー2005年大会からは親子二代の2台体制による参戦を開始し、2007年には排気量10リットル未満クラスで初優勝。2018年大会で同クラス9連覇を達成した。

レーシングトラック

リトルモンスターと称される、HINOダカールラリーマシン。

日野のダカールラリー参戦車は、世界中で物流を支える中型トラック「日野レンジャー(英語名:HINO500 Series)」をベースに開発されている。ダカールラリーにおいて、中型トラックは機動性に優れる一方で、大型トラックに対しては絶対的なパワーが有利とは言いがたい。しかし、日野は初参戦以来一貫して、軽量な車体で俊敏性に優れる中型トラックでの挑戦を続けており、排気量が大きいライバルの大型トラックと熾烈な戦いを繰り広げる勇姿から、「リトルモンスター」と称されている。

2019年大会への参戦にあたって、トラック部門の排気量10リットル未満クラスにおける10連覇と、総合順位で5位以上に入ることを目指して、菅原照仁氏がドライバーを務める2号車を新たに製作した。エンジンの出力を前大会の700psから750psへ引き上げ、フレーム剛性の強化とホイールベースの延長、キャブの横揺れ振動を低減する新キャブサスペンションの採用などの改良を加えて、高速走行時の安定性や振動吸収性などを大幅に向上させた。

菅原義正氏がドライバーを務める1号車は、前大会の参戦車を継続して使用する。シャシをリフレッシュし、日野がダカールラリー参戦当初から採用している、信頼性の高いマルチリーフスプリングのサスペンションに磨きをかけ、これまで以上にドライバーの意図どおりに走ることができる車両となった。

日本を代表する「HINO」ブランドのトラックが持つポテンシャルを最大限に引き出すために、日野の技術陣が知恵と工夫を重ねて、「世界一過酷」なラリーに挑むレーシングトラックは日々進化を続けている。

新型車の開発

ダカールラリー2019に向けて、2号車に採用した新機構を紹介。

シャシフレームの改良

2018年大会の結果をもとに、シャシフレームの捩じり剛性値をアップし、車両の更なる強化を図った。左右それぞれのサイドレールを閉断面化し、そのサイドレール同士をパイプクロスで溶接結合する構造に変更。2018年車のシャシフレームと質量同等で捩じり剛性値を2倍以上に向上させた。捩じり剛性値を大幅に高めることにより、悪路での高速走行安定性が飛躍的に向上するため、ドライバーへの負荷が減少する。

キャブサスペンション

横方向の振動低減を目的に、キャブサスペンションのリア側に左右方向を直接支持するバネ・減衰系を設定。減衰力は可変できる機構とした。2018年車両では上下方向支持を基本とした構造だったのに対し、2019年車両では上下方向と左右方向を完全に独立させた構造に変更。これにより、ロールによる横揺れ振動を大幅に低減することが可能となった。

日野レンジャー ダカールラリー2019 参戦車スペック

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  1号車 2号車
エンジン  
エンジン型式 A09C-TI(ターボインタークーラー付き)
エンジン形式 ディーゼル4サイクル直列6気筒
排気量 8.866L
最高出力/回転数 670ps / 2,300rpm 750ps / 2,600rpm
最大トルク/回転数 236kgm / 1,200rpm 236kgm / 1,200rpm
駆動系  
駆動方式 パートタイム4WD フルタイム4WD
トランスミッション 前進6速・後退1速
トランスファー Hi-Loレンジ切替付 Hi-Loレンジ切替付、センターデフロック付
タイヤ XZL+ 14.00R20
シャシ  
車両総重量 7,300kg 7,900kg
全長 6,290mm 6,700mm
全幅 2,500mm 2,500mm
全高 3,150mm 3,000mm
ホイールベース 3,890mm 4,170mm
燃料タンク 700L 760L

アシスタンストラック HINO700 Series ZS

ラリー中に必要となるスペアパーツの輸送やメカニックの移動手段として、日野が誇る大型トラック・HINO700 Series ZS 2台を中心に、ラリー車をサポート。メカニックは担当のサポート車両に分乗し、ビバークを巡る。彼らの活躍からも目が離せない。

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