RECRUITING

INTERVIEWS
品質

どこまでも、
ノントラブルを目指していく。

お客様品質部

2017年入社
理工学部化学 生命系学科卒

  • 技術職
  • 機械系
  • 電子・電気系

PROFILE

大学では安全工学を専攻し、工場における爆発や災害などのリスクマネジメントを学んだ。また、幼少期から車が好きだったことから、学生フォーミュラに参加。そうした中で、就職活動では完成車メーカーを志望し、多くの人や荷物を運ぶことに特化した商用車に惹かれ、日野自動車に入社した。

現在の仕事内容

お客様品質部は、「市場不具合」の改善業務を行っている部署です。お客様に車を販売した後に壊れてしまった部品の情報と現物を、日本全国の販売会社から集めて改善を進めています。不具合は大小様々ですが、その中で私は、エンジンの力をタイヤに伝えるトランスミッション、プロペラシャフト、デフと呼ばれる駆動部品を主に担当しています。技術的な面は開発部門と協力しつつ、時期や場所、どういう使われ方をしていたのかなど、お客様寄りの情報収集を主に私たちが担います。難しいのはすべての部品に対して、満遍なくある程度の知識を持っておくことです。しかし、それを把握できていることで、部品同士のつながりが分かり、早く改善方法を導き、お客様へのご迷惑を最小限にします。

仕事のやりがい

以前、販売会社へ出向をしていた時期がありました。そこで、リコールやサービスキャンペーンの推進業務に携わりました。不具合が出た部品が改善され、その部品を付け替えるといった業務です。日野自動車と販売会社の間で橋渡しをしていましたが、そこで仕事における“スピード感”の重要性を学びました。トラックやバスはお客様にとって生活に直結する道具です。それが不具合によって動かないとなれば、かなりの機会損失になります。その緊迫した空気感は、当社にいるだけではなかなか分かりませんでした。そのような販売会社での経験があったからこそ、自分が担当した部品の改善品がリリースされ、車に搭載される時に、さらなるやりがいを感じるようになりました。

仕事に活きた学生時代の経験

トラックには非常に多くの金属が使われており、ある部品が割れていたとすると、その断面を見ることで、どういう風に破壊されたのかがある程度分かります。こういう壊れ方をしているのは、ここから力が加わったからと予想できる。であるならば、これにつながっている部品がどう取り付けられているかを確認する必要がある。そういった具合に原因に近づいていくために、仮説と検証を繰り返すものです。そこには、学生時代に講義で受けていた材料力学や金属材料に関わる知識が、とても活きていると思います。

仕事で大切にしていること

私たちは車を販売するために、開発段階から様々な試験を繰り返し行い、品質に問題ないことを確認しています。ドライバーの方が安全に仕事に行って、帰って来ることができる。そんな当たり前を守るため、品質は自動車メーカーとして最も妥協してはいけない部分です。しかし、お客様にお使いいただく中で、どうしても不具合が発生してしまうことも事実です。そこに対して、真摯な気持ちで責任を持つことを、すごく意識しています。そして、どんな不具合に直面しても全力を尽くして改善を行うことが大切だと考えています。

ある1日のスケジュール

8:30
出社してメールと今日の予定を確認。
9:00
新しく入ってきた車両の不具合情報の確認。
12:00
社員食堂で同期と一緒にランチ。
13:00
品質改善に向けて関連部署と調整会議。
15:00
返却された不具合品の現物確認。
17:00
改善の進捗状況などを管理。
19:00
退社

今後の目標

これからも、車両の不具合には真摯に向き合いたいと思っています。現在、駆動部品を担当していますが、不具合はまだまだ多くあり、お客様にご迷惑をおかけしていることを痛感しているところです。ですので、どれだけ近づけるかは分かりませんが、生産されてから廃車になるまでの何十万、何百万kmといった距離をノントラブルで走り切れるような高い信頼性を持った車両をお届けすることに、この先も全力で挑戦していきます。そのためにも、報告される今後の不具合情報をしっかりと整理しながら、未来に役立てたいと思います。

これまでのキャリア

  • 2017年
    入社

    車両設計部
    配属

  • 2018年

    サービス技術部
    配属

  • 2020年

    販売会社
    出向

  • 2021年

    お客様品質部
    配属

PRIVATE

プライベートでは、車でのドライブやキャンプ、スノーボード、お酒を飲みに行ったりなど、年中あちこちに出かけています。中でも、同僚や友人たちとのツーリングが特に楽しいですね。大型バイクで、「○○を食べに行こう！」と思いつきで行くこともあり、見たことのない景色を眺めて、風を感じ、おいしいものを食べる時間は最高です。有給が取りやすいので計画も立てやすいですね。また、最近では販売会社のメンバーと定期的にサーキットで開かれる耐久レースにも参加しています。