
- INTERVIEWS
- 開発
いま求められる、
支える力をつくる。
ADAS開発部 ※取材当時
(現:車両安全システム開発部)
2021年入社
機械学科 機械工学専攻修了
- 技術職
- 機械系
- 情報系
PROFILE
幼少期からロボットやヒト・モノの協調技術に興味があり、学生時代は医療関係の画像処理を中心に学んでいた。そして、日野自動車のインターンシップに参加し、自動運転分野で開発業務を体験。そこで、社会的な貢献度の高さや意義を感じ、入社を志望した。教育プログラムが豊富であり開発棟とテストコースが近い立地にあるなど、環境にも魅力を感じた。
現在の仕事内容
ADASシステムは、「Advanced driver-assistance systems」の頭文字を取ったもので、ドライバーの運転をサポートするシステムであり、ADAS開発部はその開発を担当しています。例えば、死角が多いトラックの視野をカメラで広げたり、ドライバーの異常を検知した際に車両を停止させたり、走行レーンをはみ出した時に警告音を鳴らしたりといったものです。その中で私は、製品調査、新規システムの制御ロジック検討、センサー類の搭載検討・評価実験などを担当しています。今、市場で何が求められているのかという情報を集めて、方針を見定める仕事と考えていただけると分かりやすいかもしれません。
仕事のやりがい
若手でも挑戦する場をもらえることが、やりがいにつながっています。実際に2年目に入った頃から、新規ADASシステムの先行調査としてセンサーの選定から購入、搭載、データ取り、解析まで主体となって一通りの流れを検討させてもらっています。若手だからといって遠慮する必要はなく、自分がこれをやりたいと主張して、それに筋が通っていればやらせてもらえますし、駄目な時はそれがなぜ駄目なのか納得いくまで説明してもらえます。また、商用車は大きな製品ですから検討では、素材、運動特性など様々なことを考えなければなりません。多くの部署の方と協力していく必要があり、分からないことはサポートしてもらう大切さを学べました。

仕事に活きた学生時代の経験
この仕事は日々新しい製品が生まれる中で開発をするため、視野を広げ常に情報収集をすることがとても重要です。例えば、自動車以外に使われる技術を応用すれば、トラックの安全性を高められそう。そんなことも、少なからずあるからです。学生時代も専門分野にとらわれることなく、自らが動き、知識を広げていきました。アンテナを巡らせ、新しいことに飛び込んでいく性格は、今の仕事の役に立っていると思います。入社してからもそのスタンスは変えず、製品展示会や学会聴講にもよく参加し、インプットを続けています。

仕事で大切にしていること
死亡事故の原因調査、ドライバーの方が現在の日野自動車の製品に対してどのような思いを持たれているのか、そんな現状を正しく汲み取り、解決していく。その先で、2020年代に高速道、2030年代に一般道死亡事故をゼロにするため、私たちはADASシステムの製品開発を進めています。これは大きな社会貢献になるものです。だからこそ、使命感を意識して日々の仕事に取り組むことを大切にしています。今後はぜひ、直接ドライバーの方のお話を聞いて、開発につなげられるような活動をしていきたいです。
ある1日のスケジュール
- 8:30
- 出社し、評価準備のチェック。
- 9:00
- チーム内で情報共有し、評価実験のため羽村工場へ。
- 10:30
- 羽村着。実車でのADASシステム評価試験。
- 12:00
- 食堂でランチ。
- 16:00
- 実験スケジュールを消化次第、本社へ帰社。
- 17:00
- 本社着。データ整理・試験部品の片付け。
- 17:25
- 退社

今後の目標
まだまだ、やりたいことや学びたいことはたくさんありますが、ドライバーの方にも社会にも安全だと思っていただける車づくりに、より貢献できるようになりたいと思っています。今のシステムでカバーしきれていない事故を減らし、最終的にはゼロにしていくため、まずは、担当システムの実現に向け企画検討・開発を着実に進めていきたいですね。そのためには知識と技術が必要です。当社は教育プログラムが充実しているので、しっかりと利用して自分に足りない分野を補っていきたいです。
これまでのキャリア
-
- 2021年
- 入社
入社時研修
工場研修 -
- 2021年
ADAS開発部
(現:車両安全システム開発部)
配属
PRIVATE
野球が大好きで、休日はよく球場に出かけています。関東に住んでいることから、見に行ける試合は多いので、毎シーズンワクワクしながら過ごしています。特に同年代の選手の活躍を見ると、「自分も頑張ろう」という気持ちになりますね。ただ、自分の好きなチームは遠方なので、応援に行くためにはある程度まとまった休暇が必要です。その点で当社は、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みが長期休暇になるので、嬉しいですね。
