レースレポート 2006年
並み居るモンスターカミオンを相手に総合5、7位を獲得!
2006年 EUROMIHOES DAKAR

日野自動車は車両開発を中心にチームスガワラへの支援体制を強化し、チーム名も「HINO TEAM SUGAWARA」と一新。前回同様、菅原義正、照仁親子がハンドルを握る日野レンジャー2台で挑んだ。74台ものエントリーを集めたカミオン部門はホモロゲーションの不備から優勝候補の一角と目されていたダフの5台が車検で失格となる波乱があったものの、常連のカマズ、タトラに加え、マンやイベコが新型のモンスターカミオンを投入するなど、混戦模様に。またレンジャーの直接的なライバルとなる10リッター以下の車両にもメルセデス・ウニモグなど強豪が名を連ねた。
第28回を迎えたダカールラリーはその歴史上初めてポルトガルをスタート地に選び、12月31日にリスボンをスタート。16日間、9,043kmの戦いが幕を開けた。2台の日野レンジャーはアフリカに渡って本格的な競技が始まると序々にポジションを上げ、カマズ、タトラなどいつの間にか常連勢がリザルトの上位に並ぶようになり、総合6・8位/排気量10リットル以下車両のトップという本来の順位をキープ。日野自動車ならびに全国販社より公募選抜された4名のメカニックの活躍もあって中盤戦を順調に乗り切った。
そして終盤は昨年も10リットル以下車両でトップ争いを演じたG・ビスマラの駆るメルセデス・ベンツ・ウニモグを7位に挟んでの順位争いとなったが、1号車はビスマラとのタイム差をじわじわ広げながら、2号車もビスマラとの差を詰めながらダカールに到着。タトラのベテラン、K・ロプライスがリタイアしたことで、総合5位・7位でゴールを果たし、日野レンジャーは初参戦以来となる前人未踏の16年連続完走を達成した。
出場台数 69台
完走台数 33台
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総合順位 | ドライバー | メーカー |
---|---|---|
1 | チャギュイン | カマズ |
2 | ステイシィ | マン |
3 | カビロフ | カマズ |
4 | アゼヴェド | タトラ |
5 (1) | 菅原義正 | 日野 |
6 | ビスマラ | メルセデス |
7 (3) | 菅原照仁 | 日野 |
8 | エスター | マン |
( )は排気量10リッター未満クラスの順位