レースレポート 1999年
カミオン部門総合4位も、クラス4連覇を達成!
1999年 GRANADA-DAKAR

再び「TEAM SUGAWARA」からのプライベート参戦となった日野レンジャーは今大会もカミオン部門のトップゼッケンである400番をつけて参戦。日野レンジャーとして9年目の参戦となったパリダカは、ドライバー・菅原義正、ナビゲーター・松本尚子、菅原照仁にエアメカ・鈴木誠一という、これまでで最小限の編成で迎えた。今回のコースはスペインのグラナダをスタートし、サハラ砂漠を横断してセネガルのダカールへ至る総走行距離9,403km。カマズ、タトラのワークス勢はもちろんのこと、元WRCチャンピオンのビアシオンが駆るイヴェコも参戦を表明し、レンジャーの前に強敵が立ちはだかった。
1月1日、部門トップをきってスタートしたレンジャーだったが、序盤は大排気量のタトラ、カマズ勢や、同クラスのイヴェコに先行をゆるす。しかし、難関の砂漠地帯で本領発揮したレンジャーは徐々に順位を上げ、1月5日に迎えた今大会最長のSSでトップタイムをマークし、クラス首位、部門5位に躍進。その後もコンスタントな走りを続け、前半戦をカミオン部門4位で折り返す。
レンジャーは後半戦に入っても大排気量のモンスターカミオンと互角の走りを展開。13日のステージでは再びトップタイムをマークし、猛烈な追い上げを図ると共に、同クラスのライバル・イヴェコとの差を広げた。最後まで果敢な走りを見せたレンジャーだったが、結局そのままの順位でダカールへ到着。クラス1創設以来の4連覇は果たしたが、カミオン部門総合では4位に終わった。
「TEAM SUGAWARA」
1号車 菅原義正/菅原照仁/松本尚子
エアメカニック 鈴木誠一
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順位 | ゼッケン | ドライバー | 車種 |
---|---|---|---|
1 | 407 | ロプライス | タトラ |
2 | 409 | モスコフスキー | カマズ |
3 | 425 | アゼヴェド | タトラ |
4 | 400 | 菅原義正 | 日野レンジャー |
5 | 401 | ビアシオン | イヴェコ |
6 | 410 | バルピエール | 三菱 |
7 | 414 | カビロフ | カマズ |
8 | 432 | ライフ | マン |