レースレポート 1998年
「TEAM SUGAWARA」日野ライジングレンジャーが準優勝を獲得!
1998年 PARIS-GRANADA-DAKAR

前年にカミオン部門総合優勝1-2-3フィニッシュというパリダカ史上初の快挙を成し遂げた日野ライジングレンジャーは、「TEAM SUGAWARA」からのプライベート体制で98年のパリダカに挑んだ。メンバーは引き続き菅原義正がレンジャーのハンドルを握り、ナビゲーターを松本尚子と潮田尚が担当。さらにメカニックとして鈴木誠一、菅原照仁の2名が同行した。今大会は20回目の記念イベントということもあって久しぶりにパリをスタートし、ダカールを目指すオーソドックスな設定。モーリタニアのサハラ砂漠をメインとした11,026kmで争われた。
カミオン部門のトップゼッケンとなる400番をつけたレンジャーは、1月1日カミオンの先陣を切ってベルサイユ宮殿前をスタート。序盤は大排気量の三菱、タトラ、カマズ勢に先行をゆるしたものの、過酷な走行条件の砂漠地帯で徐々に順位をアップし、1月8日の難ステージを乗り越え、カミオン部門3位に浮上。翌9日もリタイア車が続出する厳しい設定となったが、レンジャーは順位をさらに1つ上げ2位に。
後半戦に入っても難易度の高いステージが続いたが、レンジャーは3ステージでSSトップを奪う快調な走りを見せ、トップをいくタトラのロプライスを猛然と追い上げた。そして1月18日、ダカールのラック・ロゼのゴール地点に総合2番手で到着。今大会のカミオン部門の完走車は8台のみ、完走率は20%という過酷なものであった。
「TEAM SUGAWARA」
1号車 菅原義正/潮田尚/松本尚子
エアメカニック 鈴木誠一/菅原照仁
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順位 | ゼッケン | ドライバー | 車種 |
---|---|---|---|
1 | 407 | ロプライス | タトラ |
2 | 400 | 菅原義正 | 日野レンジャー |
3 | 414 | コレニー | タトラ |
4 | 403 | バウエール | ウニモグ |
5 | 408 | ボソネ | メルセデス |
6 | 410 | ジンブル | 三菱 |
7 | 420 | バルピエール | メルセデス |
8 | 402 | バルボーニ | ウニモグ |