レースレポート 1995年
強さの証明。日野ライジングレンジャーで2年連続準優勝!
1995年 GRANADA-DAKAR

日野レンジャーにとって5度目のチャレンジとなった1995年のパリダカは、恒例のパリのスタートをスペインのグラナダへと移し、1月1日にスタート、1月15日にダカールへとゴールする10,109kmで競われた。今回から日野ライジングレンジャーでの参戦となり、リアのオーバーハングを短くするなど大幅な軽量化が図られ、戦闘力が一段と向上。また、全国の販売会社から選抜者をエアメカニックとして派遣する試みもスタートし、メカニックは4名に増員された。
軽量化によってフットワークに磨きがかかったレンジャーは出だしから好調な走りを見せ、モロッコでは4位につける。しかし、その後は超ハイスピードコースが続いたため、大排気量のモンスターカミオンにじわじわと引き離され、前半戦を6位で折り返した。
後半戦の初日から砂丘地帯で勝負に出たレンジャーは徐々に順位を盛り返し、パリダカの名所「ネガの谷」を越えた時点で4位に浮上。その後もタトラをパスして、3位まで順位を上げたが、後続とのタイム差はごく僅かで、一瞬も気をゆるせないデッドヒートが続いた。そして、レンジャーはギニアの熱帯雨林を抜けるSSでスパートをかけトップタイムをマーク。翌15日のロングステージでも果敢な走りを見せ、遂に2番手に。最後の最後まで僅差の戦いが続いたが、結局2位でフィニッシュし、2年連続準優勝の快挙を成し遂げた。
「チーム子連れ狼HINO」
1号車 菅原義正/羽村勝美/柴田英樹
エアメカニック 亀田次男
エアメカニック 八木陽一郎
エアメカニック 嶋貫政信(新宮城日野)
エアメカニック 藤村隆敏(福岡日野)
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順位 | ゼッケン | ドライバー | 車種 |
---|---|---|---|
1 | 411 | ロプライス | タトラ |
2 | 407 | 菅原義正 | 日野レンジャー |
3 | 414 | プフティヤー | タトラ |
4 | 401 | ヴェルシノ | メルセデス |
5 | 420 | バウラー | メルセデス |
6 | 400 | ボソネ | メルセデス |
7 | 439 | ペリシェ | メルセデス |
8 | 457 | ヘルゲー | メルセデス |