日野フィリピン、お客様の稼働を支援する新たなトータルサポート拠点の開所式を実施

経営

2019年9月5日
No.19-040

 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下日野)とフィリピンにおける販売製造子会社の日野モータース フィリピン株式会社(本社:カランバ市カンルーバン工業団地、社長:田畑光晴、以下日野フィリピン)は、95日に「テクニカルサポートアンドトレーニングセンター(以下TSTC)」の開所式を実施しました。

 日野は「Challenge2025」において、お客様と社会へ継続的に価値を提供していくための事業基盤強化の一環として、お客様の稼働を支援する「トータルサポート」の強化を掲げています。日本に次ぐ第2の柱であるASEANの中でも、フィリピンは近年新車販売台数が大きく伸びており、保有台数の増加に伴い、ますますきめ細かいトータルサポートの提供が重要となっています。日野フィリピンは、TSTCがトータルサポートを牽引する核となる施設であると位置づけており、今般これを強化いたしました。

 本社敷地内に新設したTSTCには、最新の整備設備を導入した「ワークショップ」、多様なニーズに合った人材育成プログラムに対応できる「トレーニングセンター」、作業効率性を向上させた「部品倉庫」を備え、ハード・ソフトの両面からトータルサポートを強化します。またワークショップの構内動線を最適化したほか、建物の屋上部にソーラーパネルを設置し発電を賄う計画で、安全・環境にも配慮した造りとなります。

 開所式で日野フィリピンの社長である田畑は、「車検制度に対応できる設備の導入はもとより、私たちは『すべてのお客様に高品質なアフターサービスと献身的なサービスチームを提供する』ことを常に心がけ、サービスの前線を最も重視しております。TSTCはお客様の車両をメンテナンスするだけでなく、トレーニングと育成の場でもあります。日野ディーラーネットワークの全メカニックが適切なトレーニングを受け、より高品質なサービスを提供できるようにしてまいります。」と語っています。

 日野の会長である市橋は、「日野では、良い商品の提供はもとより、お客様によりご満足いただけるよう『トータルサポート』という概念を掲げており、販売増に伴ってアフターサービス需要を満たすことがお客様の信頼を高めるうえで非常に重要となっています。日野は今後もトータルサポートの提供を通じ、フィリピンをはじめ世界中のお客様のお役に立つことで発展を続けてまいります。」と語っています。

 日野は、「Challenge2025」で掲げている「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性に注力しています。お客様や社会にこれらの価値を継続的に提供していくために、常にチャレンジを続けてまいります。

20181030日公表

TSTC外観イメージ>

TSTC.jpg

<敷地全体イメージ>

AERIAL VIEW.jpg

<TSTCの概要>

名称

テクニカルサポートアンドトレーニングセンター

(略称 : TSTC

所在地

フィリピン共和国カランバ市カンルーバン工業団地
敷地面積 15,900
設備・機能 ワークショップ、トレーニングセンター、部品倉庫
稼働開始 2019年7月29

<日野フィリピンの概要>

名称

日野モータース フィリピン株式会社
(略称 : 日野フィリピン)

(英文表記 : Hino Motors Philippines Corporation

所在地

フィリピン共和国カランバ市カンルーバン工業団地
敷地面積 57,000
代表者 田畑 光晴 (日野自動車から出向)
資本金 900百万ペソ
出資比率 日野 70%、丸紅 20%PMI 10%
事業内容 車両(大・中・小型トラック、バス)・コンポーネント・補給部品の輸入・組立・卸売・小売、
トラック・バスボディ架装
生産車種 小型トラックおよびバス
生産能力 1,000台/年(1直)
販売実績 2016年 2,877台、2017 4,030台、2018年 3,928台、2019年(計画) 4,350
従業員数 900名 (2019830日時点)

以上

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