<取り組み紹介>25年度の『再出発の日』の取り組みについて

その他2026年3月25日
日野自動車では、今後の事業再建に向け、HINOウェイ・コンプライアンス遵守を礎とした考動が不可欠です。事業永続の為、改めて不正防止を誓い、同時に風化防止の象徴と位置づけ、24年から3月4日を『再出発の日』として制定しました。
『再出発の日』は毎年、対話を通じて不正のメカニズムや何が起きたか/何をすべきか、を全社で再認識し、「HINOウェイに則った仕事」・「正しい仕事」の実践を確認する日です。不正は、日程や量などの多大なプレッシャーがかかり、職場のストレスが限界を超えたところで、どこでも誰にでも発生する可能性があります。
不正の事実と原因に向き合い、「HINO ウェイに則った仕事」・「正しい仕事」の実践へ繋げていくため、下記の取り組みを行いました。
<『再出発の日』の取り組み>
それぞれの取り組みについて、ご紹介します。
①不正の振り返りとCCO(チーフコンプライアンスオフィサー)および社長からのメッセージ
不正の振り返り動画を通して、国内だけではなく、米国の事案も含めた不正の経緯やステークホルダーの皆さまへの多大なご迷惑について、振り返りました。次に、不正の事象とその原因を洗い出し、二度と不正を起こさないためにはHINOウェイの価値観に基づいた仕事を行うことが大切であると心に刻みました。一方で、信頼回復は道半ばであり、3つの改革は終わったものではなく、この先も取り組み続けていかなければならないことを再認識しました。
CCOの吉田から2つのメッセージがありました。
1.不正公表時に比べ、職場内でも安心して意見を言い易くなったと手応えを感じる一方、グループ会社も含め、よりスピークアップしやすい環境を整えていく必要があること
2.改革の手を緩めず、二度と不正が起こらない会社となるよう、経営層はもとより、一人ひとりがそれぞれの持ち場で一緒に実践していく必要があること

また、社長の小木曽からも2つのメッセージがありました。
1.一人一人が自ら考えて、再出発の日に臨むことが大切であること
2.再出発の日を各職場で向き合い、コミュニケーションをとり、今後の行動を考える、もしくは具体的な行動を決めていく、そういう日にしてもらいたいということ

不正は、どこでも誰にでも発生する可能性があります。日常の些細な言動や過去から受け継がれてきた仕事の進め方の中に、不正の原因が潜んでいるかもしれません。悩んだり困ったりしている仲間が居たら、見て見ぬふりをせず、声をかけ合っていきます。


②職場内での対話
今年度も全ての本部において本部内運営チームを形成し、どのように不正の事実と原因に向き合い、HINO ウェイに則った仕事の実践へ繋げていくか、経営層と共に企画検討を進めてきました。ここでは、取り組みの一部をご紹介します。
本部内の複数部署合同で、部署や職層をまたいだ少人数のグループワークを実施しました。まずは自己紹介で和やかで活発な雰囲気をつくり、次に判断に迷う2つのシナリオを通して、「AかBか?」→「自分ならどう考動する?」と段階的に深掘りを行いました。対話を通じて、「普段一緒に仕事をする機会の少ないメンバー同士の対話から、新しい視点や発見があった」、「日々考えていることが実はHINOウェイの価値観と通じていた」、「迷ったとき、HINOウェイを思い出す、『誰のため?』を自分に問いかけてみようと思う」といった気づきがありました。
社長およびCCOメッセージの後、本部長やマネジメント層からもメッセージが発信されました。それらのメッセージを通じて、改めて不正の重大さとそれがもたらす負の影響の深刻さを再認識しました。一人ひとりが「行動宣言」を行い、正しいものづくりの実践を誓いました。
認証不正の反省と教訓を決して忘れず風化させないことこそが信頼回復への一番の特効薬であると考え、今年の懇談テーマを「あの日を振り返る」と設定しました。全員で当時を振り返り、未来への決意を新たにするきっかけとしました。
「社長のメッセージから思うこと」、「会社や自部署での取り組みの方向性が間違っていないか」等を資格別のグループに分かれ"本音ベース"で対話を行いました。全体の仕事の流れを引き続き正しい方向に皆でつなげていきたいという前向きな議論ができました。
今年度の「再出発の日」を一過性のイベントではなく記憶に残る有意義で継続的な活動とするため、「自分事としての意識醸成」、「再発防止の継続的実践」、「職場風土の改善」の3つの実施目的を設定しました。対話会では、結論やコミットメントを求めず、「対話そのもの」に重きを置くことで、参加者が時間を気にせず自由に発言できる場にして、考えの深掘りや新たな気づきを得られるようにしました。

「再出発の日」を終えて、全社アンケートの結果からも、「不正の重大さを再認識し、定期的な振り返りの重要性を実感できた」、「HINOウェイおよび正しい仕事の重要性を再認識できた」という声が多くあがっています。次年度も「再出発の日」の取り組みを続けていきます。







