終盤の難関ステージを果敢に6位で走破 車両、人員とも好調を保って最終ステージへ

2024年1月19日

ヤンブのビバークに到着したHINO600 040A7366.jpgヤンブのビバークに到着したHINO600シリーズ

厳しいコースを振り返る菅原照仁 040A7521.jpg厳しいコースを振り返る菅原照仁

 1月18日、ダカール・ラリー2024はサウジアラビアのアルウラ~ヤンブ間で第11ステージの競技を行った。この日のSS(競技区間)はアルウラのビバークから6㎞南に下った渓谷からスタート。路面は渓谷やワジ(枯れ川の底)の中、大きな石が転がるグラベルが中心で、石によるパンクや車体へのダメージを避けるために車速を上げられないタフなステージだった。

 前日のステージで累積順位を7位に上げた日野チームスガワラはこの日も健闘を続け、慎重にタイヤをケアしながら果敢に走破。トラブルは発生せず、大型のライバル勢をむこうにトラック部門6位の成績でゴールして累積順位7位のポジションを堅持した。

 その後は103㎞のリエゾン(移動区間)で紅海岸のヤンブへ。町の東側の海岸沿いに設けられたビバークに到着すると、待機していたメカニックたちが早速最後の点検整備に取り掛かった。

 ヤンブはジェッダの北方約350㎞に位置する港町。19日には最終の第12ステージを同地を基点にしたループコースで行い、その後ゴールセレモニーがビバーク内のポディアムで実施される。

菅原照仁
昨年使った同じエリアを逆向きに走るSSでしたが、設定がハードでした。当初より60㎞短縮されたのですが、短くなって良かったです。

染宮弘和
ナビゲーションは今日も忙しく、ガタガタ道の振動で首が痛いのも同様です。でも今日は一日揺られて脳の体積が半分になりました。

望月裕司
ずっとガタガタ道だったのでパンクさせないようタイヤの内圧を高めに調整して走りました。右前輪がスローパンク状態となりましたが、空気圧調整装置を使って内圧を保ち、無事ゴール出来ました。

疲労感を漂わせる染宮弘和 040A7476.jpg疲労感を漂わせる染宮弘和

脇村CTOに激励される望月裕司 040A7495.jpg脇村CTOに激励される望月裕司

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