ハイスピードコースを順調に15位で走破 ATの不調もケアして走って問題なし

2024年1月10日

アルホフフのビバークで整備されるHINO600 040A3892.jpgアルホフフのビバークで整備されるHINO600シリーズ

ビバークに到着してシャワーに赴く菅原照仁 040A3913.jpgビバークに到着してシャワーに赴く菅原照仁

 9日の第4ステージはアル・サラミヤ~アル・ホフフ。1日目のSS終了後の整備時間を2時間に制限する新たなマラソンステージの2日目としてリヤド南部の山間地で299㎞の競技が行われた。HINO600シリーズでトラック部門に参戦している日野チームスガワラは引き続き好調の波に乗り、前日クラッチの滑りが発生していた自動変速機も変速時にアクセルを緩めることで症状は体感されず。SS(競技区間)をトラック部門の首位から54分39秒差の15位でクリアし、累積順位をトラック部門11位とした。

 この日はアル・サラミヤのマラソンビバークから198㎞のリエゾン(移動区間)で首都リヤド南部の山間部へ移動。SS(競技区間)は砂地のピストやグラベル路面が中心のハイスピードコースだった。途中には石の多いワジ(枯れ川の底)や荒れたガタガタ道も現れ先行車が巻き上げる砂埃で視界を奪われることもしばしば。最後は観客が多くて危険という理由からトラック部門のみゴール手前の25㎞地点で終了となった。

SSゴール後は201㎞のリエゾンで東に向かい、ペルシャ湾近くのアル・ホフフへ。日野チームは日が暮れたばかりの7時頃にビバークに到着した。

 10日はいよいよサウジアラビア南部に広がる砂漠地帯「エンプティクオーター」の領域に入り、東部のシュバイタ近郊で118㎞の競技が行われる。距離は短いが砂は柔らかく、越えるのが難しい砂丘が延々と続く。12日までのエンプティクオーターでの3日間は今大会最大の山場となりそうだ。

菅原照仁
今大会で一番砂埃が酷いステージでした。風もなくて埃が滞留している感じです。ここまで競技中にトラブルで停まることなく来ています。やはり停まらないと速いですね。自分的にも走りの調子が良いので、このまま続けたいです。

染宮弘和
砂埃は本当に酷かった。カップ(方位)が頻繁に変わるナビゲーションの難しい場面でドライバーに方向を伝えてもワダチが見えず、すぐに行けないこともありました。

望月裕司
ATは4速のクラッチ滑りやロックアップの遅れがあるようですが、運転していない自分には体感されない程度です。でも大事をとって今晩交換してもらうことにしました。それ以外は順調です。

順調に安堵の望月裕司 040A3837.jpg順調に安堵の望月裕司

埃の一日に疲れを見せる染宮弘和 040A3841.jpg埃の一日に疲れを見せる染宮弘和

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