ダカール2024の本格的競技がスタート トラック部門13番手で好調をキープ

2024年1月7日

夜7時半過ぎにビバークに到着した日野600 040A2860.jpgビバークに到着した日野600シリーズ

全員でミーティングを行う日野チーム 040A2953.jpg全員でミーティングを行う日野チームスガワラ

 ダカール・ラリー2024は1月6日、サウジアラビア北西部のアルウラ~アル・ヘナキヤ間で第1ステージの競技が行われ、本格的競技がスタート。日本から唯一トラック部門に参戦を続ける日野チームスガワラのHINO600シリーズはトラック部門13位の成績で走り終え、夜8時前に無事アル・ヘナキヤのビバークに到着した。

 この日はアルウラのビバークを出発して南東部へ84㎞移動したあと414㎞のSS(競技区間)が予定されていた。しかし、スタート地点付近で発生した観客の交通事故にメディカルカーが対応した関係で4輪部門全体のスタート時間が1時間遅延したため、トラック部門の競技は281㎞地点のCP(チェックポイント)2で終了。その後は舗装路に出て195kmの移動でアル・ヘナキヤのビバークに到着した。
 SSの路面ははプロローグランの路面に似た岩と砂地のキャニオン越えに始まり、度々方向の変わる道のないオフロードに。後半は岩が多くパンクのリスクも高いラフな路面のワインディング路が続いた。先行車の巻き上げる埃が酷く、相応に難易度の高い内容となっていた。

 菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組が走らせるHINO600シリーズはプロローグの結果により4輪部門138位/トラック部門15番手でスタート。パンクしないようタイヤをケアしながら排気量13リットル級のライバル勢にひけをとらないペースを保ち、トップのヤヌス・ヴァン・カステレン組(イヴェコ)から36分47秒差の13位でCP2にゴールした。

 7日はアル・ヘナキヤ~アル・ドゥワディミ間で470㎞の競技が予定されている。

 

菅原照仁/途中で終わったこともありますが、一日順調でした。パンクせずにトラブルもなく、途中で停まらない作戦が今日も成功しました。我々の速さで確実に走り続けることが出来れば上位を狙えると考えています。

染宮弘和/ウェイポイントまでの距離のコールなど望月さんにナビゲーターの仕事を手伝ってもらい、その分自分も集中することが出来ます。今日は途中でお腹の具合が悪くなりましたが、その後復調しました。

望月裕司/途中ブースト漏れのような音が聞こえましたが、それ以外はパンクもなく、ナビを兼業しながら順調に走れました。走行ブーストの件はメカニックさんたちに点検してもらいます。

サイト内検索