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ステージ9:1号車は悪路が続く我慢のSSを総合16位でクリア 2号車は安全上の理由でリタイアを決断

2020年1月15日
No. PD20-24

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険しい岩場と砂地が交差するステージを慎重に走行する1号車

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無念のリタイアを決断した2号車

 14日の行程はワジ・アル・ダワシル~ハラド。途中419kmのSS(競技区間)が設定され、日野チームスガワラの1号車 菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組(日野レンジャー/HINO500シリーズ)はトラック部門総合16位でゴールした。一方、賞典外の「ダカールエクスペリエンス」で走行を続けていた2号車 塙郁夫/塙雄大/毛塚麻由美組(北米専用車/HINO600シリーズ)はロールバーにひび割れが見つかり、安全のためハラド到着時点でリタイアすることになった。

 この日の移動距離は今大会最長891kmの長丁場となった。ワジ・アル・ダワシルからアシスタンスルートと同じ376kmのリエゾン(移動区間)のあと山間地に逸れて2パートに分かれたSSがスタート。前半部分の155kmは堅く荒れた路面や岩場などモロッコラリーを思わせる悪路で、31kmのニュートラルゾーン(舗装路)を1時間かけて通過したあと、後半部分は広大な砂の台地など比較的スピードが出せる路面に。終盤には短い距離ながら砂丘も登場した。SSゴール後は再びアシスタンスルートに合流。99kmのリエゾンで空港近くのハラドのビバークに到着した。
 注意しないと車両に思わぬダメージを与える悪路ステージは埃も酷く、1号車は大事に走ることを選択。この結果により9位のソルティス・マルタン組タトラとのタイム差は13分48秒に広がったが累積順位の総合10位は変わらない。

 15日からはいよいよ最大の山場と予想されるハラドからシュバイタに往復するマラソン行程へ。UAEとの国境に近いシュバイタ周辺には難易度の高い砂丘が待ち受ける。アシスタンス部隊が不在のビバークとなるため、選手たちは車載のスペアタイヤとパーツだけで2日間を走り切らなければならない。チームはこの難所を細心の注意を払って走り切り、一つでも上の順位を目指す覚悟だ。

菅原照仁(1号車 ドライバー)
堅い路面でペースを上げると車両へのダメージも予想され、埃も酷かったことで今日は大事に走ることにしました。勝負は明日からのマラソン行程。どれぐらい砂があるのかわかりませんがベストを尽くします。

染宮弘和(1号車 ナビゲーター)
距離は長かったですがナビは思ったより難しくなかったです。こうなるとタイム差はつきにくく、やはり最初の2日間のミスがあとで効くんだなと思いました。

望月裕司(1号車 ナビゲーター)
明日に備えてターボのウェイストゲートの再調整を行うほか、リアのリーフスプリング交換などマラソンに万全の状態で臨めるよう今夜はメカニックに頑張ってもらいます。2号車のリタイアは残念ですが安全を考えると仕方ないです。

塙郁夫(2号車 ドライバー)
新しいラリー車の製作に試行錯誤やトラブルはつきもので本番を走らないとわからないことも多い。砂丘が面白くなってきたところでリタイアは残念ですがしょうがない。またチャンスがあれば出場してみたいと思います。

塙雄大(2号車 ナビゲーター)
初めての車で初めてのダカール・ラリーだったとはいえリタイアは残念です。他のレースと比べてもいろいろな道を楽しみながら走ることが出来たのでその点はよかったです。

毛塚麻由美(2号車 ナビゲーター)
正念場となるマラソンステージを前に、さらに気合いが入るなと思っていた矢先でしたので、リタイアはとても悔しいです。良く走るいい車ですが、しっかり作り込みをしなければいけないと思います。課題がたくさんわかったので収穫はありました。
ナビゲーターとして初めてのダカール・ラリーはあっけなく終わってしまいましたが、良い経験をすることが出来ました。このリタイアを次に生かせるようにまた頑張りたいです。

ハラドのビバークで1号車を迎えるメカニックたち 0B5A8857.jpg

ハラドのビバークで1号車を迎えるメカニックたち

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車両にダメージを抱えながらもメンバーの待つビバークまで走り抜いた2号車

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濛々と砂が舞い上がる

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岩場や砂地だけでなく緑がある場所も

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ロングステージを無事に走り切った菅原照仁ドライバー

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2号車をドライブした塙郁夫ドライバー

ステージ9のハイライトを以下よりご覧いただけます。

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