【STAGE 2】7月8日(月)1号車がノートラブルで走破し、総合10位に浮上!新型の2号車は総合8位でゴール

2019年7月9日
No. PD20-09


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バイカリスクを颯爽と走る1号車。SS9位、総合10位でステージ2を走破

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飛行場に設営されたビバークに到着した2号車。
SS8位、総合8位で2日目をフィニッシュ


シルクウェイラリー2019は8日(月)、競技2日目を迎え、ロシアのバイカリスク〜ウランウデ間で207kmのSS(競技区間)が行われた。バイカリスクのスキー場に設けられたビバークを出発した2台は、バイカル湖の沿岸に沿って135kmのリエゾン(移動区間)を北上。ステージ2は東シベリアのバイカル湖の南東部に位置するブリヤート地方に設定された。コース前半は林道を主体とした山岳ワイディング、コース後半は牧草エリアの高速ルートで、路面コンディションも固く締まった硬質ダートからマディなセクション、岩盤に覆われたストーンロードなど多彩なシチュエーション。この過酷なSS(競技区間)を経て、再び71kmのリエゾン(移動区間)を北上し、ウランウデ郊外の飛行場に設けられたビバーク地に到着した。

暑い日差しに照らされるなか、日野チームスガワラの2台はこの日も順調な走りを披露した。菅原照仁/染宮弘和/望月裕司の1号車、日野レンジャーはマシンの熟成度が高く、200km超のロングステージをノートラブルで走破。ステージ9位、総合10位でフィニッシュした。

一方、北米専用車をベースに開発した新型車の塙郁夫/塙雄大/鈴木誠一の2号車はGPSの信号ロストやタイヤの空気圧センサーなど、マイナートラブルにより約5分のタイムロスを強いられたものの、ステージ8位、総合8位で競技2日目を走り終えた。

明日9日(火)はロシアのウランウデを離れ、362kmのリエゾン(移動区間)を南下。モンゴルに入国した後、243kmのSS(競技区間)を経て、モンゴルで初めてのビバーク地となるウランバートルへ向かう。

菅原 照仁(1号車 チーム代表兼ドライバー)
コース前半は道幅の狭い林道でしたが、後半はモンゴルのような草原の広がる道だったので気持ち良く走れました。クルマは問題ありませんが、テスト走行も兼ねているので、セッティングを変えてマシンを煮詰めたいと思います。

染宮 弘和(1号車 ナビゲーター)
昨日よりひどい路面もあれば、高速セクションもあったりと難しいコースでしたが、菅原選手のスピードが速く、クルマのパフォーマンスの高さを感じました。ナビゲーションとしては細かい部分を埋めていきたいと思います。

望月 裕司(1号車 ナビゲーター)
トラブルがなく無事にビバークへ着いたのでほっとしています。いろいろなパターンのある難しいコースでしたし、フィジカル的にも厳しかったですが、3人のメンバーの中でナビゲーションと走りの息があってきました。

塙 郁夫(2号車 ドライバー)
今日は200km超のコースだったので昨日に比べて満足感がありました。途中でGPSのエラーがあったことと、タイヤの空気圧のシステムの誤作動があって5分ぐらいをロスしましたが、大きな問題はなかったのでほっとしています。

塙 雄大(2号車 ナビゲーター)
ナビゲーターとしては分岐が見えづらい部分が多かったので難しいコースでした。でも、昨日のSS(競技区間)の経験があるので焦りはありませんでした。3人のコンビネーションも良くなってきています。

鈴木 誠一(2号車 ナビゲーター兼テクニカルアドバイザー)
GPSのエラーとタイヤの空気圧のセンサーの誤作動でロスしましたが、それ以外は問題はありません。クルマは悪くないだけに、ハイペースになる部分もあるので、うまくペースをコントロールしたいと思います。





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サポートトラックやキャンパーもウランウデのビバークへ移動


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車両がビバーク地に到着後、チームミーティングを実施



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完璧な状態を保つべく、2台の整備は深夜にまでおよぶ


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車両のリアハブを整備するメカニック

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