日野チームスガワラ、新体制で臨むシルク・ウェイラリー2019！（大会直前インタビュー ）

日野チームスガワラは、2019年7月7日～16日にロシア・モンゴル・中国で行われるシルク・ウェイラリー2019に新型車を含む2台体制で参戦いたします。新チーム代表兼ドライバーの菅原照仁氏は義正氏の後任ドライバーとして、これまで国内外のオフロードレースで活躍してきた、塙郁夫（はなわ いくお）を招聘しました。シルクウェイ・ラリーでは、照仁ドライバーが前回のダカール・ラリー参戦車にモディファイを加えてさらに戦闘力を高めた1号車（ベース車両：日野レンジャー）を駆り、塙ドライバーはボンネットタイプのキャブを初採用した2号車（ベース車両：北米専用車、HINO600シリーズ）をドライビングします。その完全新設計となる2号車には、加速性向上を目的として、日野自動車のダカール・ラリー参戦車として初めてオートマチック・トランスミッション（トルコン式AT）を採用しました。いずれの車両も、昨シーズンまでの2人乗りではなく3人乗りとし、ドライバーとナビゲーターに加えて経験豊富なメカニックを第3の選手として同乗させることで、トラブル発生時の対応力を向上させています。これにより、トラブルを恐れることなく果敢に攻めの走りができるようになりました。シルクウェイラリー参戦前に、ドライバーおよびナビゲーターに意気込みを語っていただきました。

1号車：左から 染宮ナビ、望月ナビ、菅原照仁ドライバー

2号車：左から 鈴木ナビ、塙郁夫ドライバー、塙雄大ナビ

～ 選手たちへの大会直前インタビュー ～

菅原 照仁（チーム代表兼1号車ドライバー）
新チームになって、初めてのレースなので様々な経験を積んで次のレースにつなげていきたい。車両については自分がドライブする1号車が2年目を迎え、更なる熟成を図るとともに新型の2号車に関しては新しいトライをたくさん盛り込んでいるのでそのポテンシャルを見極め、ダカール・ラリーに向けて、良い点、悪い点を洗い出し、ブラッシュアップしていきたい。また、今年のシルクウェイラリーは1ヵ国から3ヵ国開催となり、国境を越えてのルートとなったので、異文化に触れられることを楽しみにしている。

染宮 弘和（1号車 ナビゲーター）
今はトラックのナビができることにワクワクしている。まだまだわからないことも多いが、チームが明るく元気に、楽しく活動できるよう、盛上げていきたい。トラックの上から見える、いつもと違う景色に出会えることを楽しみにしている。

望月 裕司（1号車 ナビゲーター）
1号車については昨年も車両製作の段階から携わってきたので、隅々まで把握している。ラリー中のトラブルには迅速に対応し、必ずビバークに車両を帰せるよう、万全の準備で臨みたい。

塙 郁夫 （2号車 ドライバー）
6月に行なわれたシェイクダウンで新型2号車をドライブして手ごたえを感じている。チームに新加入して、レースも含めてすべてが初めての経験、そんな初めて尽くしを楽しんでいきたいと思う。

塙 雄大 （2号車 ナビゲーター）
新チームに加わり、今はすべてが新鮮。早くチームに慣れて、貢献できるよう頑張りたい。

鈴木 誠一（2号車 ナビゲーター兼テクニカルアドバイザー）
新型2号車のオートマチックの仕上がりをメインに確認していきたい。砂丘で負荷がかかった時のデータ等をとり、ダカール・ラリーで総合上位を狙えるよう、ブラッシュアップをしていきたい。

■シルクウェイラリー2019大会概要

日程　：2019年7月7日～16日
開催国：ロシア、モンゴル、中国
距離　：移動区間　/2419.19㎞
　　　　競技区間　/2588.80㎞
　　　　総走行距離/5007.99㎞

（㎞）