【DAY5:ステージ4 】前半戦の締めくくりはアシスタンス不在のマラソンステージ。2号車は総合15位でゴール。
2019年1月11日
No. PD19-21

マラソンステージ1日目を無事、走破

10リットル未満クラストップをキープ
前半戦もいよいよ大詰め。アレキパからタクナに設定されたマラソンビバークを往復するマラソンステージに突入した。タクナでは車両は閉鎖されたエリア(クローズドパーク)に収められメカニックによる整備作業や部品の供給は禁止。ドライバーやナビが自らの工具やパーツで作業することのみが許される。マラソンステージ1日目の競技で車両にダメージを負ってしまうと2日目の競技に影響しやすいためドライバーは細心の注意をしながらこの日の競技に臨んだ。なお日野チームスガワラはスタート前に入念な点検整備を行い後軸のリーフスプリングやエンジンオイル、ファンベルトなどを交換するなど車両の状態に万全を期している。
コースはアレキパのビバークから移動区間で85㎞離れた競技スタート地点へ。この日のSS(競技区間)は2パートに分かれ、前半205kmのあと146kmの後半が行われた。この行程で日野チームスガワラの日野レンジャー、「菅原照仁/羽村勝美」組は大きなリスクを負わないアタックを続け、トラック部門総合15位/排気量10リットル未満クラス1位の成績でゴール。この結果により累計順位は総合13位とひとつ落としたが、10リットル未満クラスはトップをキープし、10連覇の目標に向けて確かな歩みを進めている。
日野レンジャーがタクナのビバークに到着したのは午後7時頃。 「菅原照仁/羽村勝美」組は給油作業のあと既述のクローズドパークで11日(金)の行程に向けた点検作業を行った。明日11日(金)はマラソンステージの2日目で前半戦の最終日。アレキパへ到着するとそのまま中間休息日を迎える。
菅原照仁(2号車 ドライバー)
マラソンステージ1日目ということで無理をしないペースで走りました。 SS(競技区間)の前半はフェシュフェシュ(非常に柔らかい微粒子状の土が堆積したところ)、後半は石がゴロゴロした枯れ川の底などアップダウンのあるコースでした。トラブルはないので軽く点検をしたら明日に備えて休みます。
羽村勝美(2号車 ナビゲーター)
タクナは意外にも交通量が多くて渋滞も発生。ビバーク地は街はずれの軍の施設だったので驚きました。 SS(競技区間)のナビゲーションはとりわけ前半がオフロード(道ではないところ)でカップ(方位計)を正確に合わせながら走るのに気を遣いました。明日も頑張ります。

メカニックによる整備が受けられない
マラソンステージのため慎重にコースを選び走行

ドライバーとナビの息を合わせてゴールを目指す

激しいアップダウンを車両を気遣いながら走行

このステージ4まで大きなトラブルもなく順調に走行