日野レンジャー1号車・2号車、シルクウェイラリー2018に参戦中!

2018年7月25日
No. PD19-05

日野チームスガワラ、チームメンバー23人と、モスクワでお世話になった日野のロシアの販売代理店である日野ロシア、およびディーラーIRALAUTOの皆さんと撮影(モスクワのディーラー、IRALAUTOにて)
日野チームスガワラ、チームメンバー23人と、モスクワでお世話になった日野のロシアの販売代理店である日野ロシア、およびディーラーIRALAUTOの皆さんと撮影(モスクワのディーラー、IRALAUTOにて)

ロシアで開催されているシルクウェイラリー2018(レース期間7月20日~27日)。日野チームスガワラは、ダカールラリー本番を見据えた体制でシルクウェイラリーに参戦しています。今回は、チームのモスクワ入りから、車両整備、レーススタートまでをレポートします。

モスクワからシルクウェイラリーのスタート地アストラハンへ出発する日野レンジャー2台(手前2台)とサポートトラック2台(奥2台)
モスクワからシルクウェイラリーのスタート地アストラハンへ出発する日野レンジャー2台(手前2台)とサポートトラック2台(奥2台)

7月12日
メンバーがモスクワ入りし、日野ロシアにて車両メンテナンスを行いました。メカニック陣は、言葉の壁や道具の違いなど、海外での整備という慣れない環境に最初は戸惑いながらも協力し合い、必要な整備項目を全て完了し、車両を万全に仕上げました。

7月17日
モスクワから1,500㎞ほど離れた、シルクウェイラリーのスタート地であるアストラハンに向けて、日野レンジャー2台と、サポ―トトラック2台が、出発しました。

アストラハンのサービスパークで車両を前に打ち合わせをするメカニック陣(写真左から本田さん(愛知日野自動車)、小田さん(三重日野自動車)、石田さん(日野自動車)、髙橋さん(日野自動車))
アストラハンのサービスパークで車両を前に打ち合わせをするメカニック陣
(写真左から本田さん(愛知日野自動車)、小田さん(三重日野自動車)、石田さん(日野自動車)、髙橋さん(日野自動車))

7月18日
日野レンジャーとサポートトラック が、アストラハンのサービスパークに到着。一足早く、飛行機で現地入りしていたメカニック陣は、車両が到着してすぐ、ドライバー、ナビゲーターに調整箇所を確認し、整備に取り掛かりました。

アストラハンのオペラバレエシアター横で車検を受ける日野レンジャー1号車
アストラハンのオペラバレエシアター横で車検を受ける日野レンジャー1号車

7月19日
この日は、アストラハンの由緒正しきオペラバレエシアターで、シルクウェイラリーに参戦するための書類審査と車検が行われました。日野レンジャーは2台とも無事クリアし、パルクフェルメという主催者管理下の車両保管場所に収められました。5月中旬から合流した販売会社メカニック、日野メカニックなど、今回新たに加わったメンバーは11人。皆、最初は少し緊張していたようですが、無事に車検を終え、ホッとした表情を見せていました。

アストラハンのオペラバレエシアター前で行われたスタートセレモニーで、ポディウムのゲートをくぐる日野レンジャー2号車
アストラハンのオペラバレエシアター前で行われたスタートセレモニーで、ポディウムのゲートをくぐる日野レンジャー2号車

7月20日
スタート前日。夕方からスタートセレモニーが行われ、日野レンジャー1号車、2号車がポディウムに登壇。日野レンジャーが紹介されると、大きな声援が飛びました。

7月21日
大勢の観客、ラリー関係者の声援に包まれながら、いよいよシルクウェイラリー2018がスタート。

そして7月25日現在、1号車・2号車ともに大きなトラブルもなく快調にロシアの大地を激走中です。日野レンジャーの闘いぶりに、引き続きご注目ください。以下はレース前のチームメンバーのコメントです。

菅原義正/1号車ドライバー
2号車は新造ですが、車検を無事通過してホッとしています。私の乗る1号車も少し改良を加えているので、2号車とあわせて、ダカールラリーに向けてしっかり調整できればと思っています。櫻井ナビゲーターは、少し緊張しているようですが、コンビネーションは問題ありません。今回の目標は、しっかり完走することです。完走すれば順位はついてくると思います。チームメンバーが増えましたが、皆海外に来て、多くの事に驚いているようです。驚いているということは勉強しているということですので、良い勉強をしているなと思っています。

櫻井亜仁/1号車ナビゲーター
いよいよ1週間の大冒険が始まります。私の仕事はメカニックの皆さんが製作・整備してくれた車を確実にゴールに道案内することです。菅原義正ドライバーと一緒にロシアの大地をゴール目指して走ります。

菅原照仁/2号車ドライバー
今回は、車両作りから始まり、チームメンバーが増え、シルクウェイラリーのスタート地が変更になり、それに伴って、レース車両や部品の輸送の送り先が急遽変更になるなど、色々なことがありました。そんな中、こうして無事に車検を終えることができて、ホッとしています。私が乗る2号車は、新型車で、確実にスピードが上がっているので、あとはレースで耐久信頼性を確認していきたいと思います。今回の車両は今までの進化形ではなく、全く新しい車を作ったので、ポテンシャルは未知数ですが、ダカールラリーの前に改善点を出し切れればと思います。

髙橋貢/2号車ナビゲーター
新型車ということもあり、いつになく緊張した車検でした。ルートブックをもらい、ルートを確認しましたが、初日から車両に負担が大きそうなステージだと感じました。しかし、そこは乗員の慎重な走りとメカニックの確実な整備があるので問題ありません。

鈴木誠一/テクニカルアドバイザー
シルクウェイラリーは、ドライバーには新型車を思いっきりテストしてほしいと思っています。

鷹取英明/メカニック・リーダー
メカニック・リーダーとして、皆の作業がスムーズにいくよう、努めます。

鈴木慎太郎/メカニック・リーダーサポート
現地はとても暑いですが、皆やる気がみなぎり、気温以上に熱いです。最後まで安全に気を付けて頑張ります。

髙橋弥/1号車メカニック
先に車検を終えた車両が数ある中で、ポディウムの最前列に並んだのは我らが「日野レンジャー」の2台でした。主催者の皆様からの敬意をひしひしと感じました。 菅原義正ドライバー、照仁ドライバーと一緒に撮影隊が動き、インタビューがひっきりなし。「車検が時間内に終わらないのでは?」とドキドキし、それだけ注目されているのだということを実感しました。 1号車の櫻井ナビゲーターも私と同じく緊張していると思いますので、最大限バックアップしていきたいと思います。

北川親二/2号車メカニック
シルクウェイラリーのスタート地であるアストラハンの天気を事前に確認したとき、40℃越えの情報を見てちゃんと作業ができるのか不安でしたが、サービスパークや車検時など、作業環境は変わる中でも工場と同様に、問題なく出来たと思います。ラリー本番も同じく平常心で作業していきたいと思います。

望月裕司/2号車メカニック
ラリースタートの地、アストラハンは街全体にラリームードと熱気が立ち込める中、期待と不安を胸にスタートを待ちました。レース中は「気持ちは熱く、頭はクールに」をモットーに粉骨砕身する所存です。チーム一丸となって頑張ります。

石田一輝/1号車メカニック
いよいよレースが始まりますが、1号車のメカニックの名に恥じぬよう、そして来年のダカールラリーに向けて頑張ります。

石崎史典/2号車メカニック
初めての海外での整備や、外国の方と触れ合うことは今までにない貴重な経験です。 わからないことばかりで不安でしたが、チームメンバーやレースの事前準備でお世話になった日野ロシア、IRALAUTOの方々のご協力があり、今を迎えることができています。 シルクウェイラリーが今からスタートするという事で、色々な事が起こると思いますが、チーム全体で協力し合って頑張っていきたいと思います!

本田優/1号車メカニック
初めての海外、長期滞在で環境に慣れませんが、周りの方々に協力いただきなんとか過ごしています。コンビニや自販機といった日本ならどこでもある物が全くないので、水分補給をするだけでも一苦労です。 言葉の壁は大きく、自分の思いを伝えるのは大変ですが、身振り手ぶりや、つたない言葉でコミュニケーションが取れ、お互いの思いが伝わった時は、感動します。これが異国の地の醍醐味です! レースに参戦するために尽力してくれた皆さんへの恩返しは、無事に良い成績を残す事だと思っています。ドライバー・ナビゲーターに気持ち良く運転してもらい、チームで多くの作業を進め、チームが円滑に回るための欠かせない歯車になれるよう頑張りたいと思います!

名和大介/2号車メカニック
サービスパークにどんどん集まってくるレース車両やサービスカーを見ながら、慣れない環境の中レンジャーの整備を行い、興奮を覚えました。書類審査、車検を終えて、「とうとう始まるんだ!」という気持ちと、やっと始まるキャンプ生活が楽しみでワクワクが止まりません。限られた時間・場所・道具を駆使して頑張りたいと思います。

小田大伸/1号車メカニック
書類審査を終え、日野チームスガワラのメカニックとして、正式に名が刻まれました。私が担当する1号車及び2号車を赤の広場にゴールさせるべく、チームの一員として全力をあげて頑張ります。

田中宏治/サポートカードライバー(日本レーシングマネージメント)
慣れない土地での運転となりますが、サポートカーのドライバーとして、メカニックを乗せて安全に運転します。また、大型のサポートトラックが今回のレースから一台増えたので、日野レンジャーがより活躍できるようにサポートしていきたいと思います。

毛塚麻由美/サポートメンバー(日本レーシングマネージメント)
ダカールラリー2018に引き続き、2回目となるラリー参戦なので、ドライバーのサポートはもちろんのこと、新しく加入したメカニックの皆さんがストレスなく整備ができるようにサポートしていきたいと思います。

安藤瑠美/サポートメンバー(日本レーシングマネージメント)
今回からサポートメンバーとしてチームに加わり、レース参戦に向けて主催者と連絡を取ってきました。スケジュールの変更に加え、ラリー参戦のための諸手続きなど先輩方にアドバイスをもらいながら進め、今回、無事に車検を終えることができ、少しホッとしています。レース中は少しでもドライバー、メカニックの役に立てるよう頑張ります!

バイラー/サポートカードライバー(日本レーシングマネージメント)
日野レンジャーが新しくなり、今までと違う点を確認しつつ頑張ってほしいと思います。

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