本格的な砂丘ステージを2号車がSS総合11位でゴール
2018年1月8日
No. PD18-22
1号車はスタックを喫するも脱出作業中


7日はピスコを基点にしたループ状のコース。砂地の丘陵地帯に267㎞の競技区間(SS)が設定され、いよいよ本格的な競技が始まった。日野チームスガワラの日野レンジャーは菅原照仁/高橋貢組の2号車がトラック部門の総合11位につけて排気量10リットル未満クラスのトップタイム。この結果により6日からの累計順位を総合11位とした。一方、菅原義正/羽村勝美組の1号車はルート中盤の切り立った砂丘でスタック。現地時間午後7時現在でSSをゴールしていないが、現場で脱出を試みている状況だ。
この日はピスコのビバークから4㎞移動した砂丘からSSがスタート。昨日と同じエリアを海岸まで縦横に走り、ビバーク付近にゴールする267㎞の大きなループコースが設定された。SSゴール後は7㎞の移動区間(リエゾン)でビバークに戻る設定である。
コースは砂が中心だが一部には岩が出ているところも。これまでのダカールでは走ったことのない新しい区間が多かったという。砂は柔らかく、丘陵の連なりのほか切り立った崖やすり鉢のような砂だまりなど様々な場所を通過。相応に難易度の高い今大会最初の難所となった。
また、コースは道のないオフロード区間が殆どながら主催者が設定したGPSの通過地点(ウェイポイント)を正確に辿る必要があるなどナビゲーションの設定も難度が高く、順位が変動した。
引き続き快調なペースを保った2号車はこのSSを12番手でスタートするとCP(チェックポイント)1までに10位に浮上。その後若干のミスコースもあったが総合11位/排気量10リットル未満クラス1位の成績でゴールした。なお、全体のスタート時間が早かったこともあり、2号車のピスコのビバークへの帰着は午後4時前であった。車両は右後輪がスローパンクを喫していたほかはトラブルなし。メカニックたちは1号車の到着を待ちわびながら2号車の点検や調整を行っていた。8日は太平洋岸を南下し、ピスコ~サンファン・デ・マルコナ間で296㎞の競技が予定されている。
菅原照仁/変化に富んだ難易度の高いステージで満足の行く走りが出来ました。これだけ難しいとミスなく走ることがポイントになってくる。明日8日のSSも7日と同じエリアに設定されている様子ですが、クルマは良く仕上がっているのでしっかり走ります。
高橋貢/まだ(菅原)照仁さんのスピードに慣れていないのか、砂丘で10分ほどミスコース。ゴール手前ではウェイポイントの確認でミスがありました。気持ちを切り替えてまた明日から頑張ります。




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