ダカールラリー2014 レースレポート「第12ステージ」
2014年1月18日
No. PD14-27
最後の難関を突破
2台揃って最終ビバーク地、ラ・セレナに到着
ここ4日間にわたってチリのアタカマ砂漠を舞台に行われてきた、山場のステージも最終盤。17日には、エル・サルバドルからラ・セレナの間で350kmの競技が行われた。SSはコピアポ周辺の砂漠地帯を巡る350kmで、前半は標高2000m超の高地に上り下りする山岳路、後半の150kmは砂地となり柔らかい砂の砂丘も数か所現れた。

日野レンジャーの2台体制でトラック部門に参戦している日野チームスガワラは、2011年より3年計画で開発を進めてきた新型レーシングトラックの完成型である2号車(菅原照仁/杉浦博之組)が16日の競技を終えた時点で、排気量8リットルエンジンを積む中型トラックながら大型のライバル勢に分け入る総合12位に浮上。排気量10リットル未満クラスの首位をキープしている。また、今回が開発初年度となる8・8リットルのA09C型新型エンジンを搭載した新型車の1号車(菅原義正/羽村勝美組)も、総合28位で同クラスの2位につけている。今大会の排気量10リットル未満クラスでは常連のライバル、J・エルフリンク組(メルセデス・ベンツ・アクサー)が早々にリタイア。その後は日野レンジャーの独走状態となり、連日のSSでワン・ツー・フィニッシュを果たしてきた。
実質的に今大会最後の難関となる17日のステージに、日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは積極的にアタック。2号車菅原照仁/杉浦博之組は砂丘の区間で果敢な走りを見せてトラック部門総合16位・排気量10リットル未満クラス首位でゴール。1号車も手堅く総合33位・クラス2位で走りきった。この結果により、17日までの累積順位は2号車が総合12位、1号車が32位でもちろん排気量10リットル未満クラスの1、2位。1号車はクラス3位のM・ピアナ組に、30時間44秒の大差をつけることになった。
その後、349kmの移動区間を走ってラ・セレナのビバーク地に到着した2台の日野レンジャーは、待機していたメカニックたちによって最後の点検整備を受け、明日18日の最終ステージに備えている。車両に大きなトラブルはなく、2号車が排気系の漏れを直す程度だ。18日夜にはゴール地バルパライソに到着するが、その手前には150kmの競技区間があり、難易度は高くないが最後まで気は抜けない。日野チームは全員が改めて集中力を高めて、最終区間に臨む。






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