ダカールラリー2014 レースレポート「第8ステージ」
2014年1月14日
No. PD14-23
後半戦の主戦場、チリに入国
アンデスを越えてチリ北部のカラマに到着
ダカールラリー2014は13日、アルゼンチンのサルタ~チリのカラマ間で競技を行った。ルートはまず522kmの移動区間でアンデスを越えてチリに入国。その後302kmのSSでカラマのビバークに到着するというものだ。SSは標高2200m~3500mの高地の山岳路で、路面は堅いグラベルが中心。ハイスピードのピストとフェシュフェシュ(パウダー状の細かい土が堆積した砂地)が連続するオフピスト(道のない荒野)の組み合わせで、極めて埃の酷いコースだった。

日野チームスガワラの2台の日野レンジャーは、このステージを果敢にクリア。14日のスタート順を良くするべくプッシュした2号車菅原照仁/杉浦博之組はトラック部門総合22位・排気量10リットル未満クラス1位、1号車菅原義正/羽村勝美組もリアサスペンションの突き上げに悩まされながら総合36位・クラス2位でフィニッシュした。この結果により累積順位は2号車が総合16位、1号車が26位で排気量10リットル未満クラスの1・2位のポジションを引き続き堅持した。(クラス3位とのタイム差は原稿作成時点では不明)
明14日からは、いよいよ今大会の山場と予想されるアタカマ砂漠を舞台にしたステージに突入する。2台ともにトラブルはないが、カラマのビバークではメカニックが夜遅くまで入念な点検作業を行っていた。




菅原義正/800km超のロングステージでしたが、明るいうちにビバークに到着出来てほっとしています。サスペンションのセッティングはなかなか決まりませんが、今晩もショックアブソーバーの減衰力を調整してもらいます。
羽村勝美/今日はリエゾン中に高地を通過した際に少々気分が悪くなりましたが、SSまでに回復しました。それにしても埃の酷いステージでした。
菅原照仁/サルタ~カラマは昨年と逆の行程ですが、国境を越えるリエゾンは新しい道でした。昨日はエンジンの高地補正制御が不調でタイムロスがありましたが、今日は大丈夫。明日からが大事なのでスタート順を良くするべく頑張りました。
杉浦博之/いよいよチリに来たことを実感させるようなフェシュフェシュの酷さでした。明日からの4日間が最大の勝負どころとなりそうです。




ルートマップ

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※本ニュースに記載されているラリー用車両は、ダカールラリー用に特別に設計・チューニング・改造された車両であり、特に明記がない限り市販車の仕様とは異なります。