ダカールラリー2014 レースレポート「第6ステージ」
2014年1月11日
No. PD14-20
2号車が総合13位、1号車が27位で前半戦を折り返し
156kmのSSでサルタに到着
10日、ダカールラリー2014は前半戦の最終ステージ、アルゼンチンのサン・ミゲル・ドゥ・トゥクマン~サルタ間で競技を行い、日野チームスガワラの日野レンジャーは2号車がSS総合26位、1号車が7分12秒遅れの40位でフィニッシュ。この結果により累積順位で2号車は総合13位をキープし、1号車が27位で排気量10リットル未満クラス1、2位のポジションを堅持して前半戦を折り返すこととなった。


この日のSSはアンデスの山麓地域を行く156km。4輪部門は途中にニュートラルゾーンを挟んだ前後2パート構成となっているが、トラック部門はその前半部分のみを使い、終了後はそのまま移動区間でサルタのビバークに向かう設定だ。路面は基本的に堅いグラベルの山岳路で、難易度は高くはなかった。

菅原照仁がステアリングを握る2号車は、2011年より3年計画で開発を進めてきた新型レーシングトラックの最終仕様。1996年より日野レンジャーのラリー車に搭載されてきたJ08C型エンジンの総仕上げでもある。エンジン出力増強やサスペンション改良などによって戦力は確実に向上。チリに入り、アタカマ砂漠を舞台に山場を迎えると予想される後半戦で、さらなる順位浮上に期待がかかるところだ。また、新開発のA09C型エンジンを積んだ1号車も、菅原義正のドライブで健闘。初投入の今回はテスト参戦的な意味合いもあるが、サスペンションセッティングやエンジンの制御内容など、走りながらの改良は今後に向けた情報収集の面でも大きな意味を持つ。
11日はサルタのビバークで中間休息日を迎える。日中は陽射しも強く暑さが厳しいため、日野チームのメカニックたちは涼しい夜間にメニューを消化するべく、車両到着後間もなく予定されている整備点検作業に取り掛かった。
菅原義正/サスペンションセッティングも決まってきて良い感じになってきました。新しいエンジンはパワーがすごくて乗りやすい。後半戦もきっちりクラス2番手をキープしたいと思います。
羽村勝美/昨日に比べれば難しくないコースでした。元気に頑張っています。


菅原照仁/クルマの仕上がりは狙い通り。余裕が増えている感じです。勝負はこれからの後半戦。コース次第ですが総合10位以内も可能性はあると思います。
杉浦博之/クルマが速くなった分、ナビゲーターの仕事も早くしないと間に合わない。大分慣れてきましたが、緊張します。






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