ダカールラリー2014 レースレポート「第5ステージ」
2014年1月10日
No. PD14-19
2号車がSS13位と健闘し累積順位総合13位へと浮上
トゥクマンへの行程は安全上の理由からSS距離を短縮
9日、ダカールラリー2014はアルゼンチンのチレシト~サン・ミゲル・ドゥ・トゥクマン間で競技を行った。SSは前日と同じく中間にニュートラルゾーンを含めた長いもので、チレシトのビバークから移動区間で154km移動したあと山麓地域で211kmのSS前半部分を行い、ニュートラルゾーン111kmをはさんで205kmのSS後半部分を走る予定だった。しかし、当日になって主催者は現地の気温が47℃に達したため安全上の理由から2輪車部門の後半部分をキャンセル。4輪・トラック部門については同様の理由ならびにビバーク到着が大幅に遅くなる懸念からチェックポイント(CP)1までの107kmに短縮することを発表した。コースは前半部分には短い砂丘や砂地の荒野を行くオフロード区間が出現。また後半部分は激しい山登りで標高3000m近くまで達するなど、厳しい内容となっていた。

日野チームスガワラの日野レンジャー2号車菅原照仁/杉浦博之組はこの灼熱のSSに果敢にアタック。前日メカニックたちによって調整を受けたリアサスペンションの仕上がりも良く、17番手スタートから前半部分を15位で終え、最終的に大型車のライバル勢に分け入る総合13位でフィニッシュした。また、1号車菅原義正/羽村勝美組も堅実な走りで32位でゴール。この日までの累計順位は2号車が総合13位に躍進。1号車も25位にポジションを上げてチームは排気量10リットル未満クラス1・2位のポジションを堅持した。
10日は前半戦の最終ステージとなるアルゼンチンのトゥクマン~サルタ。SS距離は260kmと短めだが、休息日の前日はトリッキーであったり難易度の高いSSが設けられることも少なくない。チームは車両を常に万全のコンディションに保つべく、トゥクマンの町はずれの競馬場に設けられたビバーク地で入念な点検と整備を行った。
菅原照仁/今年のダカールラリーは我慢大会。みんなオーバーペースなので、山場になる後半戦ではもっと潰れるのでは。今日は暑かったですが、水温上昇もなく、キャブもエアコンが効いて快適でした。あと一日で前半戦も終わりですが、狙い通りに進んでいます。
杉浦博之/今日はとりわけ前半部分がツイスティで忙しかった。でも、ナビゲーションはわりと上手く行きました。体調も良いので明日も頑張ります。






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