ダカールラリー2014 レースレポート「第2ステージ」
2014年1月7日
No. PD14-16
400㎞の山間コースで足慣らし
2号車がSS総合13位の好成績を記録
5日に行われた最初のSSをトラック部門23位・排気量10リットル未満クラス1位でフィニッシュした日野チームスガワラの2号車菅原照仁/杉浦博之組は午後11時前、同じく総合50位・クラス2位で走り終えた1号車菅原義正/羽村勝美組は12時頃に、無事サン・ルイのビバークに到着した。2台とも目立ったトラブルはなく、長い一日となったが乗員も元気な様子。2号車の走りについて菅原照仁はエンジントルク向上による速さとともに、ディスクブレーキと新採用のセミマッド用タイヤ(ミシュランXZL)のグリップ向上による制動力アップがワインディングコースでのタイム短縮に奏功したと進化ぶりを強調した。

6日の行程はアルゼンチンのサン・ルイからサン・ラファエル。まず、サン・ラファエル近郊まで304㎞の移動区間で南下したあと、シエラ・ネバダの山麓地域を時計周りに一周する400㎞の競技区間が設定された。路面は大半が堅いグラベルだが終盤には小さな砂丘も登場。道が狭いため、2輪と4輪とトラックはそれぞれ途中で異なるルートを採る。このためSS距離は各部門がそれぞれ異なることになった。
2台の日野レンジャーはこの日も順調な走りを見せ、2号車が大型車のライバル勢をむこうにトラック部門総合13位・排気量10リットル未満クラス1位の好成績を記録。新型レーシングトラック開発の総仕上げとなる今大会で早くも高性能をアピールした。一方、1号車も堅実な走りを続けているが、原稿作成の午後9時時点ではまだゴールしていない。SS終了後62㎞の移動区間を走って到着するオートドローモ・サン・ラファエルというサーキット場のビバークでは途中で給油を行っている2号車も未着で、メカニックたちが車両を待っている。
7日にはサン・フアンまでの間で301㎞のSSを実施予定。高地を何度か通過する厳しい山越えコースとなりそうだ。
名越勝之/ラリー車ということで、1号車、2号車ともにアクセルペダル操作に対する燃料噴射の応答性を高めたセッティングとしています。これは菅原照仁ドライバーには好評ですが、菅原義正ドライバーはもう少し穏やかな特性を好まれるようです。こうした調整も様子を見ながら行い、現場のデータをしっかり収集することも自分の役割の一つです。





ルートマップ

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