レースレポート 2001年

21世紀の幕開けとなる記念すべき大会で総合準優勝を獲得!
2001年 PARIS-DAKAR

2001

2001年1月1日早朝、数時間前に21世紀の幕開けを迎え、ほとぼりの冷めきやらないパリの町が、再び熱気に包まれた。21世紀の幕開けを飾るイベントとなったパリ・ダカールのスタートである。今大会のパリダカは原点に帰り、パリをスタートしダカールに至るオーソドックスなコースとなり、エッフェル塔に隣接したシャン・ド・マルス広場は冒険者達の雄姿を人目見ようと多くの観衆で賑わった。この記念すべき大会に「TEAM SUGAWARA」は黒煙除去装置(DPF)を装着した日野レンジャーで参戦。この新たな試みは関係者の間で反響を呼んだ。チーム体制はドライバー・菅原義正、ナビゲーター・鈴木誠一、菅原照仁という前回同様のクルーに、日野自動車よりマネージャー・鈴木浩一、エアメカ・宮澤潤一郎という布陣だ。

1月1日、パリをスタートしたレンジャーは、ヨーロッパステージを無難にこなし、モロッコに上陸。本格的なステージが始まった5日目には、早くも総合4番手に浮上し、ミッドシップの大排気量カミオンとがっぷり四つの戦いを展開した。休息日前の数ステージは砂丘の難易度も高く、各車両にトラブルが続出。レンジャーもパンクなどの小さなトラブルに見舞われたものの、サスペンションの改良が功を制し、連日の好タイムで休息日前までに総合3位に浮上した。また、トヨタ・チームアラコにクイックアシスタンス車両としてレンタルされた日野レンジャーも好調をキープし、こちらも総合4位で前半戦を折り返した。

後半戦も難易度の高いステージが続く中、レンジャーは目立ったトラブルもなく安定した走りを見せ、遂に13日目に総合2位に躍進。最後の山場と言われたティシット-ネマ間も好成績をおさめ、3位以下に10時間近い大差をつけてダカールにゴールを果たした。

「TEAM SUGAWARA」

1号車 菅原義正/鈴木誠一/菅原照仁
マネージャー 鈴木浩一(日野自動車)
エアメカニック 宮澤潤一郎(日野自動車)

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順位 ゼッケン ドライバー 車種
1 425 K. ロプライス タトラ
2 400 菅原義正 日野レンジャー
3 406 ライフ マン
4 414 マルシェイ メルセデス
5 405 パトーノ ウニモグ
6 410 マルフェリオール ウニモグ
7 420 ジュヴァンテニー メルセデス
8 417 ベクス ジナフ

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