日野チームスガワラ ダカール・ラリー2024をトラック部門総合6位で完走 33回連続完走を達成

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2024年1月20日

 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下 日野)は、202415日~19日、サウジアラビアで開催されたダカール・ラリー2024に「日野チームスガワラ(代表:菅原照仁氏、総監督:小木曾聡)」としてHINO600シリーズで参戦し、トラック部門総合6位で完走しました。
 日野が1991年に日本の商用車メーカーとして初めて同ラリーに参戦して以来、連続33回完走を達成しました。

 

 ダカール・ラリー2024では、走り続けるための信頼性をさらに高める改良を施し、極限までロスタイムを減らすことで上位を狙う車両の開発を行い、「世界一過酷なレース」と言われる本ラリーにおいても、大きなトラブルが発生することなく完走を成し遂げました。

 

ドライバー兼代表 菅原照仁
「SS走行中にCTIS(タイヤ空気圧調整装置)のエア配管が外れ、修理のため10分ぐらい停まりました。今回の結果は当初の目標通り。エンプティクオーターでの燃料トラブルは残念でしたが、直してからはしっかり走れました。」

ナビゲーター 染宮弘和
「今年の大会を通じてクルマと人、チーム力がかみ合えば日野は現在のトラック部門で総合5位は狙えるように感じました。自分は普段クロカンラリーのナビをやっていないので、いつも序盤戦は緊張しますが今はもう大丈夫です。」

ナビゲーター兼メカニック 望月裕司
「今回の車両は前回トラブルの出たエンジン冷却系も改良してきました。エンジンは制御で750PS800PSの出力仕様を切り替えられるのですが、おかげで高出力仕様を使える頻度が高まり、タイムにも影響したと思います。」

開発責任者 技術研究所 ダカールチャレンジグループ 榎本満
「前回大会で頻発したエンジンの冷却系不具合は改善、トランスファーのローレンジが今年のエンジン特性とマッチしたことで、砂丘走行にて効果を発揮しました。また、ロスタイムを減らすため、QDRに優れた車づくりや選手の走行テクニック、メカニックおよびサポートメンバーによる日々の万全な状態での車両の送り出しが功を奏し、好成績につながったものと自負しています。
どんな困難でも絶対に稼働を止めず、チーム全員が一丸となって全力で取り組んだ結果のレース展開だったと思います。日野が目指すトータルサポートに近づけたのではないでしょうか。」

 

 また、人のさらなる成長・活躍の実現に向け、公募にて選抜された栃木日野自動車の斎藤明延(サイトウ アキノブ)さんと愛知日野自動車の福田剛史(フクタ ツヨシ)さんは、初となるダカール・ラリーにおいても日頃の整備現場での経験を存分に発揮し、丁寧かつ迅速な作業でチームを支えました。

 

メカニック 栃木日野 斎藤明延さん
「厳しかったですが、毎日が楽しく、充実した2週間でした。トラブル発生で早めの交換したATやトランスファーが無事もって良かった。順位が良いことも嬉しいです。」

メカニック 愛知日野 福田剛史さん
「良い順位でゴール出来て、頑張ったかいがありました。ダカールの現場は疲れましたが楽しかったです。」

 

 

以上

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