日野自動車、ハイブリッドトラック・バスの累計販売台数が1万台を突破
商品・技術情報
2013年3月26日
No.13-006
商用車メーカーとして世界初
日野自動車株式会社(以下、日野)は、ハイブリッドトラック・バスのグローバルでの累計販売台数が2013年2月末までに10,028台となり、1万台を突破しました。商用車メーカーとして1万台を突破したのは世界で初めてとなります。(日野調べ)
日野は、1991年に世界初のハイブリッド市販車となる大型路線ハイブリッドバスを発売して以来、商用車の環境技術のフロントランナーとして技術革新を進めてきました。大型路線バスに加えて、現在までに大型観光バス、中型トラック、小型トラックとハイブリッドシステムの搭載車種を増やしており、高い環境性能や燃費性能が評価されて国立公園などの観光地や都市内配送などで活躍しています。
特に小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」はお客様からの評価が高く、クラス世界初※1となる2003年の発売以降、ハイブリッドトラック・バス全体の販売を牽引してきました。2011年7月のフルモデルチェンジでは新世代ハイブリッドシステムの搭載によって燃費を大幅に向上させ、これまでの大口のお客様に加えて小口や自家用のお客様にも好評いただいています。
また、小型ハイブリッドトラックは海外へも展開しており、2007年のオーストラリアを皮切りに、最近は米国などでも販売を開始し、現在日本を含め7つの国・地域で販売しています。今後もハイブリッド車のメリットが発揮出来る市場への導入を検討していきます。
日野は商用車の環境技術について、導入コストとランニングコスト、走行距離や積載量など、商用車ならではの使用条件においてバランスが良いことから、ハイブリッド技術が現時点で最も適していると位置付けて開発を進めています。さらに、これまでハイブリッド車開発で培ってきた技術を活かし、PHVやEVといった次世代低公害車の研究開発にも積極的に取り組んでいます。
日野はこれからも環境や人に優しく、社会とお客様のお役に立つ商品を提供してまいります。
※1 最大積載量2~3.5tクラスで世界初
日野のハイブリッド車 ラインアップ
左から、大型観光バス「日野セレガ ハイブリッド」、大型路線バス「日野ブルーリボンシティ ハイブリッド」、中型トラック「日野レンジャー ハイブリッド」、小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」
日野のハイブリッド車 累計販売台数推移 / 車種別累計販売台数の内訳
(2013年2月末現在)
日野のハイブリッド車 累計販売1万台への歩み
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【年月】 | 【発売車種 等】 |
---|---|
1989年 | HIMR※のシステムモデルを東京モーターショーに参考出品 (※ディーゼル-電気のハイブリッドシステム。HIMR:Hybrid Inverter controlled Motor & Retarder system) |
1991年 | HIMR大型路線バス発売 【世界初のハイブリッド車(大型路線ハイブリッドバス)】 |
1993年 | 国立公園(日光)でHIMRバス運行開始。 この後、運行地域は上高地などにも拡大、環境保全に貢献。 |
HIMR中型トラック発売 【世界初の中型ハイブリッドトラック】 | |
1995年 | HIMR大型路線バスを改良して発売(8L・TIエンジン搭載) |
1997年 | 高出力大型観光系HIMRバス「日野セレガHIMR」発売 【世界初の大型観光ハイブリッドバス】 |
2001年 | HIMR大型路線バス「日野ブルーリボンシティHIMR」発売(ニッケル水素電池採用) |
2003年 | 小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」発売 【世界初の小型ハイブリッドトラック】(*最大積載量2~3.5tクラス) |
2004年 | 中型トラック「日野レンジャー ハイブリッド」発売 |
2005年 | 大型路線バス「日野ブルーリボンシティ ハイブリッド」発売 |
大型観光バス「日野セレガR ハイブリッド」発売 | |
2006年 | 小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」を改良して発売(ハイブリッドシステムを小型軽量化) |
2008年 | 大型観光バス「日野セレガ ハイブリッド」をフルモデルチェンジして発売 |
2011年 | 小型トラック「日野デュトロ ハイブリッド」をフルモデルチェンジして発売 |
※掲載写真の画像データは以下のURLからダウンロードできます。パスワードは「hn130326」です。
このパスワードは4月16日まで有効です。
https://cloud.baza.jp/sh?site=c000000081&id=spixbgx2j79u3w4d22gpefsst1
以上