不慮のトラブルで30分のタイムロス 懸命に挽回してクラス17位でゴール
2026年1月16日
遅れを取り戻すHINO600
慎重に砂丘を下るHINO600
1月15日の行程はビーシャ~アル・ヘナキヤ。サウジアラビアの南西部から一路北上する882㎞の大移動で、途中の丘陵地に346㎞のSS(競技区間)が設定された。HINO600シリーズでトラッククラスに参戦している日野チームスガワラ(菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組)は走行中に不具合が発生して約30分のタイムロス。4輪部門の総合134位、クラス17位でゴールし、この日までの累積順位を総合93位、クラス9位とした。
SSはビーシャからリエゾン(移動区間)で328㎞北上した地点からスタート。アシスタンスルートと併進して丘陵を行くコースは主催者によると今大会最速で、複数のワダチがあるグラベルからワジ(枯れ川の底)やショット(塩湖)と路面が変化。最後は岩場を抜けてゴールする内容だった。
日野チームスガワラはクラス14番手でスタートを切ったが、間もなく乗員のインカム(乗員同士の通話機器)の不具合でストップ。修理に約13分を要し、順位は43㎞地点通過時点で38番手に後退した。そこから懸命な追い上げで120㎞地点までに20番手に浮上した日野チームスガワラだったが、今度は前日の転倒時に破損~修復したリアボディの右側パネルが振動で外れ掛けて再びストップ。約15分を掛けて応急処理を行った。これで156㎞地点の通過順位は30番手に落ちたが、菅原/染宮/望月組が駆るHINO600は砂埃が酷い中プッシュを続け、17番手まで順位を挽回してゴールに到着した。
SSを終えるとアシスタンスルートに合流し、208㎞のリエゾン(移動区間)でアル・ヘナキヤへ。日没過ぎの午後7時頃に無事ビバークに到着した。
16日はいよいよスタート/ゴール地のヤンブ―へ向かい、311㎞の競技が予定されている。
菅原照仁
高速ステージですが、砂地の路面やワジのフェシフェシの中に尖った大きな石がたくさんあって注意して走りました。また、先行車の巻き上げる砂埃もすごかったです。明日ヤンブに向かう途中のSSも山の中をくねくねと行くコースで埃が酷そうです。
染宮弘和
SSスタート時にヘルメットを被ったら全員インカムが聞こえなくてびっくり。追い上げていくときは先行車の砂埃が酷いのでワダチを外して走り、ウェイポイントがあるところでオンコースに戻る感じでした。
望月裕司
リアボディは昨晩直した外板の取付部がヒンジの根本から外れて半開きになっていました。エンジンや駆動系など車体は絶好調なのに順位が上げられなくて残念。残りのステージは僅かですが、出来ることは全部やってタイムロスなくゴールしたいです。
*順位は日本時間16日午前5時時点の暫定です
半壊しながらも走行を続けるHINO600
現地にて激励をする脇村誠
出発を見守るメカニック
エアコンのメンテナンスキットを準備する鈴木誠一



