ダカール・ラリー2026が本格的な競技に突入 日野チームはクラス9位で順調なスタートを切る
2026年1月5日
荒れた路面を走行するHINO600
ステージを走行するHINO600
1月4日、ダカール・ラリー2026はサウジアラビアのヤンブを基点にしたループコースで305kmの競技を実施。本格的な競技に突入した。前日のプロローグランの結果によりトラッククラスの13番手でスタートした日野チームスガワラのHINO600シリーズ(菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組)は中盤までに順位を9番手に上げるとそのまま堅調に走り切って4輪部門総合116位*、トラッククラスのトップ(アレス・ロプライス組のイヴェコ・パワースター)から33分59秒差の9位でゴール。トラブルもなく順調に序盤戦のスタートを切った。
この日の行程はまずヤンブのスタートキャンプから北西へ100㎞走ったところからSS(競技区間)がスタート。305㎞のSSは内陸部を前半は蛇行しながら後半は直線的に南東に下り、ヤンブの南東側にゴールするものだった。路面は最近の降雨の影響か、とりわけ前半は石混じりの荒れたグラベルが大半で、中低速の区間が連続した。だが、HINO600はサスペンションセッティングの見直しの効果で悪路の乗り心地を向上させており、パンクに細心の注意を払いながらも安定したペースを維持。後半には短い砂丘も登場したが難易度は低く、ノートラブル・ノーパンクでゴールに到着した。ゴール後は119㎞のリエゾン(移動区間)で再びヤンブのスタートキャンプへ。すでに日没を迎えていたが、ビバークに着くとメカニックたちが早速点検整備に取り掛かった。
5日はいよいよ海沿いのヤンブを離れて山間地のアルウラへ。2週間をかけて広大なサウジアラビアの砂漠地帯を時計回りに一周する今大会のルートがいよいよ動き出す。SS距離も400㎞と長く、ダカールらしい厳しい行程となりそうだ。
菅原照仁
今日は荒れた路面が多かったですが、サスをソフトな方向に調整した効果が体感出来ました。トラクションが良く掛かるのと併せて振動の角が丸くなり乗り心地が向上。石がゴロゴロしている区間も順調に走れました。明日5日のコースはもっと路面が悪いと思うので、気を付けて走ります。
染宮弘和
ナビゲーションは順調でした。ロードブックは、指示が複雑な箇所に意図的にウェイポイントを置き、迷わないようにしているのが親切だなと思いました。トラックでは登れない急峻な砂丘も出てきましたが、う回して問題なくクリア。ガタガタ道の乗り心地も改善されて良かったです。
望月裕司
今日はパンクしないようタイヤの内圧は高めを維持して走りました。前後バランスの調整が良い方向に行ったようでブレーキの温度も問題なかったです。砂丘も出てきましたが難易度は低く、トランスファはハイレンジのままで走破出来ました。
門馬孝之
トラブルに備えてSSの途中に設けられたサービスポイントにメカニックとともに赴きましたが、なにもありませんでした。無事に走っているところを見られて良かったです。
*順位は日本時間午前2時半時点の暫定です。
ビバークに到着したHINO600
今日のレースを振り返る菅原照仁
申し送りをメモするメカニックたち
リジッドラックをかける菊池拓実



