アルウラ基点のループコースを8位で走破 累積順位で上位を逆転し、7位に躍進
2024年1月18日
1月17日の行程はアルウラ~アルウラ。サウジアラビア北西部の山間地を舞台に371kmのループコースで第10ステージの競技が行われた。アルウラのビバークからリエゾン(移動区間)で東方へ178km移動した丘陵地帯からスタートするSS(競技区間)は約8割がグラベル路面。砂地や岩場にも変化し、複雑なナビゲーションとともに引き続き砂埃が酷い一日となった。
このステージに臨んだ日野チームスガワラのHINO600シリーズは大型クラスの競合勢を向こうに快調なペースを保ち、パンクやトラブルなく快走。通過を義務つけられたウェイポイントを進路から離れた場所に回り込むように置くなど、ナビゲーションの忙しい区間も無事に終え、最後は今大会のプロローグと第1ステージでも使った砂地のオフロードを通ってゴールした。SSの成績はトラック部門8番手で、前日55分差だったクラウディオ・ベリーナ組(イヴェコ・パワースター)が遅れたことにより累積順位は一つ上がり、部門7位に浮上した。
ダカール・ラリー2024もいよいよ終盤戦。18日はアルウラからゴール地のヤンブへ向かい、最後の難関になりそうな今大会最長480㎞のSSが行われる。
菅原照仁
今日はナビがトリッキーでミスをしそうなところもありました。砂埃も終日酷かったです。最後はプロローグや第1ステージと同じ砂地のエリアを30㎞ぐらい走りました。相手の遅れもありますが、頑張った結果7位に上がれて嬉しいです。
染宮弘和
ナビゲーションはウェイポイントを拾っていくのに忙しい一日でした。でも見落とさず問題なく終われたかと思います。明日も長いので頑張ります。
望月裕司
車両はトラブルなく快調。今日はナビゲーション指示の補佐としてウェイポイントの距離だけでなく、細かい方向の修正も試しました。今夜の作業としては、マイレージの関係で前半戦で交換したATを再び同じものに交換して貰うことになりました。