ステージ6:車両、人員とも元気に前半戦を終了 難関のSSで健闘して11位でゴール
2021年1月9日
No. PD21-08
整備箇所の打ち合わせをする日野チーム
休息日に部品交換を行う日野レンジャー
8日、ダカールラリーの第6ステージがサウジアラビア中部のアル・カイシュマから北部のハイルの間で行われ、347㎞のSS(競技区間)に臨んだ日野チームスガワラの日野レンジャー(菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組)はトラック部門総合11位でゴール。その後リエゾン(移動区間)でハイルのビバークに到着して前半戦を無事に終了した。
前日のSSの難易度が高く、多くの競技者のアル・カイシュマ到着が遅れたため、8日のステージは出発時間を遅らせた上で競技区間の距離が短縮された。まず265㎞のリエゾンで西進して前日のSSゴール地キバに戻り、ハイル近郊に向かうSSがスタート。当初448㎞だったSS距離はルートが蛇行している238㎞地点と351㎞地点の間を11㎞ほどのバイパスで結ぶ方法により347㎞に短縮された。
SSの路面は基本的に砂。序盤から小さい砂丘があり砂地の丘陵やバンピーな区間を経て難易度の高い砂丘も2回登場した。日野レンジャーは持ち前の機動性を発揮してこの区間を走破。SS11位の好成績でこの日までの累積順位をトラック部門総合14位に上げて前半戦を折り返した。
明9日はハイルで中間休息日を迎える。飛行場に隣接したビバーク地に日野レンジャーが到着すると後半戦に向けて車両をしっかりと仕上げるべくメカニックたちが早速作業に取り掛かった。
菅原照仁
殆どが砂のステージでしたが意図的な設定なのかバンピーで車速の上がらない区間も長かった。砂丘は壁のように切り立ったものもありましたが上手く回り込んでクリア出来ました。タイム的に我々は100%のペースで走っているつもり。ここにきて上位勢がさらに速くなったように感じます。
染宮弘和
砂丘が中心なのでナビゲーションは難しいところはありませんでした。SS距離は短縮されましたがリエゾンが長かった。ゴールした今は疲れを感じています。
望月裕司
今日で前半戦が終わりました。3日目に転倒したときはリタイヤかと思いましたが続けられて良かった。走行データの方もしっかり収集していきたいと思います。
毛塚麻由美とデータのローディングをする
夜6時半すぎにハイルのビバークに着いた日野レンジャー
元気に前半戦を終えた菅原照仁
ステージ6のハイライトを以下よりご覧いただけます。