「ダカールラリー2019」 走行距離と出場台数が決定。菅原照仁ドライバーの戦略とは?
2018年12月25日
No. PD19-11
いよいよ開催が近づいてきたダカールラリー2019の、各ステージの走行距離と出場台数が主催者から発表されました。トラック部門の走行距離の合計は5,598km、そのうちSS(競技区間)の合計は2,954kmです。前大会と比較すると今大会の走行距離・SSは短くなりますが、菅原義正ドライバーをはじめ、リタイヤするチームが続出したピスコの砂漠が、今大会ではステージ随所に出現。熾烈な戦いが繰り広げられることが予想されます。
今大会に向けて菅原照仁ドライバーよりコメントをいただきました。
菅原照仁ドライバー:ステージ4はマラソンステージとなり、メカニックのいるビバークに戻れないため、サポートを受けられません。何かあればナビゲーターと力を合わせて対応することになります。ここでのトラブルは致命傷になりかねませんが、リスクを避けてペースを抑え過ぎてしまうと、タイム差に開きが出てしまうため注意が必要です。
また、今大会に向けてメカニックを増員したことにより、予防整備の強化ができるようになりました。その日のステージを終えた後に、負荷がかかってしまっている部分をチェックして、壊れる前に部品を交換してくれるだけで、次の日のステージで攻撃的に攻めることができます。
■ダカールラリー2019走行距離
日付 |
ステージ |
スタート |
ゴール |
走行 距離 |
SS |
1月 7日(月) |
ステージ1 | リマ(ペルー) | ピスコ | 331 | 84 |
1月 8日(火) | ステージ2 | ピスコ |
サン・ファン・ デ・マルコナ |
553 | 342 |
1月 9日(水) |
ステージ3 |
サン・ファン・ デ・マルコナ |
アレキパ |
798 |
331 |
1月10日(木) |
ステージ4 |
アレキパ |
モケグア |
664 |
351 |
1月11日(金) |
ステージ5 |
モケグア (二輪、クワッド) タクナ (四輪、UTV、トラック) |
アレキパ |
714 |
450 |
1月12日(土) |
休息日 |
アレキパ |
- |
- |
|
1月13日(日) |
ステージ6 |
アレキパ |
サン・ファン・ デ・マルコナ |
810 |
290 |
1月14日(月) |
ステージ7 |
サン・ファン・ デ・マルコナ |
サン・ファン・ デ・マルコナ |
387 |
323 |
1月15日(火) |
ステージ8 |
サン・ファン・ デ・マルコナ |
ピスコ |
575 |
360 |
1月16日(水) |
ステージ9 |
ピスコ |
ピスコ |
407 |
311 |
1月17日(木) |
ステージ10 |
ピスコ |
リマ(ペルー) |
359 |
112 |
合計(km) |
5,598 |
2,954 |
今大会は、70%を砂漠が占め、10、11日はマラソンステージが待ち構えています。
コースの詳細は、主催者のウェブサイトをご参照ください。 http://www.dakar.com/en
■ダカールラリー2019出場台数
名称 |
2018年 |
2019年 |
増減 |
前回比 |
二輪部門 |
142 |
138 |
-4 |
97% |
クワッド(バギー)部門 |
50 |
29 |
-21 |
58% |
四輪部門 |
92 |
96 |
4 |
104% |
UTV(多用途四輪車)部門 |
13 |
30 |
17 |
230% |
トラック部門 |
44 |
41 |
-3 |
93% |
合計(台) |
341 |
334 |
-7 |
98% |
今大会の日野レンジャーのゼッケンNo.は1号車が「517」、2号車が「510」
ダカールラリーのゼッケンNo.は部門ごとに数字が割り振られ、前大会の順位をベースに小さい番号から割り当てられます。トラック部門は500番から始まり、今大会で日野レンジャーの1号車は「517」、2号車は「510」が割り当てられました。ラリー期間中に、主催者のウェブサイト( http://www.dakar.com/en)に掲載される最新順位や、GPSを利用した追跡システム(予定)を確認する際には、まず「517」「510」をチェックしてください!
皆様の応援、よろしくお願いします!
・日野チームスガワラFacebook(https://www.facebook.com/HINO.Team.Sugawara)