夏季実戦トレーニングとして2レースに参戦!
2017年6月14日
No. PD18-05
日野チームスガワラは、夏季実戦トレーニングとして、ロシア~カザフスタン~中国で開催される「シルクウェイラリー2017」、モンゴルで行われる「ラリーモンゴリア2017」の2戦に参戦します。
シルクウェイラリーは、昨年に引き続き2度目の参戦。改良した車両性能のテストと、ドライバー、ナビゲーター、メカニックのトレーニングを目的とし、ダカールラリー本番に匹敵するほどの大規模なラリーでの実戦を通じて、チーム力向上を目指します。

シルクウェイラリー2017大会概要
日程 | 2017年7月8日~22日 |
---|---|
開催国 | ロシア~カザフスタン~中国 |
距離 | 競技区間/ 4088.96㎞ 移動区間/ 5518.68㎞ 総走行距離/9607.64㎞ |

<ルート>
この表は横にスクロールできます
日付 | ステージ | スタート | ゴール | 競技区間※ | 移動区間※ | 計※ |
---|---|---|---|---|---|---|
7月8日(土) | ステージ1 | モスクワ | チェボクサル | 61.43 | 661.50 | 722.93 |
7月9日(日) | ステージ2 | チェボクサル | ウファ | 157.00 | 640.33 | 797.33 |
7月10日(月) | ステージ3 | ウファ | コスタナイ(カザフスタン) | 324.00 | 552.75 | 876.75 |
7月11日(火) | ステージ4 | コスタナイ | アスタナ | 373.22 | 535.58 | 908.80 |
7月12日(水) | ステージ5 | アスタナ | セメイ | 484.47 | 365.07 | 849.54 |
7月13日(木) | ステージ6 | セメイ | ウルジャル | 387.86 | 209.27 | 597.13 |
7月14日(金) | ステージ7 | ウルジャル | カラマイ(中国) | 106.60 | 306.30 | 412.90 |
7月15日(土) | ステージ8 | カラマイ | ウルムチ | 250.37 | 185.97 | 436.34 |
7月16日(日) | 休息日 | ウルムチ | - | - | - | |
7月17日(月) | ステージ9 | ウルムチ | ハミ | 421.00 | 392.89 | 813.89 |
7月18日(火) | ステージ10 | ハミ | 敦煌(トンコウ) | 360.28 | 157.25 | 517.53 |
7月19日(水) | ステージ11 | 敦煌 | 嘉峪関(カヨクカン) | 488.65 | 295.19 | 783.84 |
7月20日(木) | ステージ12 | 嘉峪関 | アルシャー右旗 (アルシャーウキ) | 254.75 | 229.04 | 483.79 |
7月21日(金) | ステージ13 | アルシャー右旗 | 中衛(チュウエイ) | 318.66 | 371.65 | 690.31 |
7月22日(土) | ステージ14 | 中衛 | 西安(セイアン) | 100.67 | 615.89 | 716.56 |
計 | 4088.96 | 5518.68 | 9607.64 |
※単位はkm
参戦体制
競技車両 | 日野レンジャー2号車 1台 |
---|---|
サポート車両 | HINO700 Series ZSx1台、ハイラックスx2台 |
ドライバー・ナビゲーター | 菅原照仁(JRM)*1・杉浦博之(JRM) *1:JRM(日本レーシングマネージメント株式会社の略) |
メカニック | リーダー・鈴木誠一(JRM) サブリーダー・岡部陽一(日野自動車 車両生技部) 髙野雄生(群馬日野自動車) 木下大樹(横浜日野自動車) 山内愛一朗(富山日野自動車) 澁谷亮太(神戸日野自動車) |
シルクウェイラリーに参戦する菅原照仁ドライバー、杉浦博之ナビゲーターにその意気込みを語っていただきました。
菅原照仁ドライバー:
ダカールラリー本番に匹敵するほどのボリュームがあるレースなので、実戦としてとても楽しみにしています。今年は昨年以上にダカールラリーの有力なライバルチームが参戦するので、上位とのタイム差にこだわり、どこまで戦えるかということにこだわっていきたいと思います。また、昨年から参戦しましたが、メカニックの夏の合宿という意味合いもあり、ダカールラリー2018に向けた新しいチームで戦う最初のレースになるので、チーム作りとしても大切なレースであると考えています。
杉浦博之ナビゲーター:
車両が速くなってきていて、ライバル勢にぐっと近づいているという感覚があります。シルクウェイラリーはダカールラリーに出場している有力チームも参戦するので、その中でトップ陣営を目指して頑張ります。
また、例年は菅原照仁氏が日野レンジャーで参戦し、菅原義正氏はジムニーなど別の車両で参戦しているラリーモンゴリアですが、今年は、菅原義正氏が初めて日野レンジャーで参戦します。
ラリーモンゴリア2017 大会概要
日程 | 2017年8月13日~20日 |
---|---|
開催国 | モンゴル |
距離 | 3,800㎞ |
ルート | 首都ウランバートル発着 |
※画像はRM2017 ? デキルダケ日刊ONLINE SSER PRESSより抜粋
URL:
http://www.sser.org/?cat=95

参戦体制
競技車両 | 日野レンジャー1号車 1台 |
---|---|
サポート車両 | HINO700 Series ZSx1台、ランドクルーザーx2台 |
ドライバー・ナビゲーター | 菅原義正(JRM)*1・髙橋貢(JRM) *1:JRM(日本レーシングマネージメント株式会社の略) |
メカニック | サブリーダー・岡部陽一(日野自動車 車両生技部) 髙野雄生(群馬日野自動車) 木下大樹(横浜日野自動車) 山内愛一朗(富山日野自動車) 澁谷亮太(神戸日野自動車) 鷹取英明(日野自動車 車両生技部) |
ラリーモンゴリア2017に参戦する菅原義正ドライバー、髙橋貢ナビゲーターにその意気込みを語っていただきました。
菅原義正ドライバー:
今回、初めて日野レンジャーでラリーモンゴリアに参戦します。車の改良を行った部分をしっかり確認し、その結果をきちんとダカールラリーにつなげていきたいと思っています。参戦する販売会社メカニックの皆さんには、整備はもちろん大切ですが、各国の文化などもきちんと勉強し体感して頂きたいですね。
髙橋貢ナビゲーター:
ラリーモンゴリアには過去にも参戦していますが、日野レンジャーで参戦するのは初めてですので、楽しみにしています。モンゴルの道は草の丈が高く、モンゴル特有のコースの見難さがあるのですが、車高が高い車だとナビゲーションが有利になります。そういった点でも楽しみですね。メカニックは、まずはシルクウェイラリーに参戦するので、ぜひそこでしっかり経験を積んで頂いて、自信をつけてラリーモンゴリアに臨んでもらいたいと思います。
2017年大会に挑む販売会社メカニックが決定
2017年5月下旬に、日野自動車羽村テストコースにて、次回のダカールラリーに参戦する販売会社メカニックの選考会が行われ、4人のメカニックが決定いたしました。群馬日野自動車、富山日野自動車、神戸日野自動車からダカールラリー参戦メカニックが選出されたのは初めてとなります。販売会社メカニックは6月上旬にチームに合流し、車両製作、夏季実戦テストを経て、次回のダカールラリー2018に挑みます。

2018年大会に挑む販売会社メカニック
左から髙野雄生(群馬日野自動車)、木下大樹(横浜日野自動車)、山内愛一朗(富山日野自動車)、澁谷亮太(神戸日野自動車) 敬称略
今後のダカールニュースで、メカニックのみなさんに夏季実戦トレーニングやダカールラリーへの意気込み、目標などを語っていただく予定ですので、お楽しみに!