日野学園からのお知らせ

2020年10月2日
【特集】新生徒会長にインタビュー!

「日野学園からのお知らせ」の中では、学園行事の様子や中学生の皆さんへの説明会のお知らせなどを中心に掲載してきましたが、今回は日野学園生個人にフォーカスした特集になります。
 
第2回は先日、生徒会選挙において生徒会長に選ばれた小倉惟吹くんを選ばせていただきました。小倉くんには生徒会のことや学園生活のことなどをいろいろと聞いてみました!

―まずは生徒会長に選ばれた今の率直な気持ちを教えてください。

1年生の頃から生徒会長になると決めていたので、実際になることができ、今は一安心という気持ちです。ただ、生徒会長になってからが勝負なのでこれから頑張っていきたいと思います。

(↑生徒会選挙の様子)

―入学した時から強い意志を持っていたんですね。何かきっかけがあったのですか?

小学生や中学生の頃はけっこうやんちゃをしてしまい、親をはじめ色々な人に迷惑をかけてしまっていたので、高校に入ったら気持ちを入れ替えて、真面目に努力することで今までお世話になった人に恩返しができたらいいなあと考えていたんです。

 

―今年は放送での立候補者演説という異例の形をとりましたが、何か工夫したことなどはありましたか?

みんなの前で話すときは表情を見ながら話すことができるのですが、放送を通じてだと顔が見れないので声の大きさとハキハキ話すことは意識しました。

 

―前年度も生徒会役員として活動しましたが、そもそもなぜ生徒会に入ろうと思ったのですか?

学園に入ってから様々な人と関わる中で、この学園生活をより良いものにしたいという気持ちが生まれたからです。また、最近学園生の中で企業内訓練校の生徒としての自覚が足りていない生徒が見受けられるので、もう少し彼らに責任感を持ってもらいたいという気持ちもあって生徒会に入ろうと思いました。

 

―前年度を振り返って、何か苦労したことなどはありましたか?

前に立ってみんなを動かすことはやはり大変でした。クラス単位ならまだしも、学園生全体となると、先輩や後輩もまとめて行動させるのは難しいことだと感じました。

 

―何か困ったとき、頼りになった他の役員はいますか?

ひとりは担任の先生です。去年から様々な場面でアドバイスをいただきました。もうひとりはクラスメイトで同じ生徒会の塚越勇太君です。自分は思ったらすぐに行動してしまうのですが、塚越君はしっかりと考えて意見をくれるので、よく相談にのってもらっています。それに塚越君は違うと思うことには違うとはっきり言ってくれるのでありがたいです。今までは自分の言動に対してそうした意見を言ってくれる人がいなかったので、自分に対して率直に意見をしてくれる彼はとても大切な存在です。

 

―生徒会役員として大切にしている考え方などはありますか?

自分にとっての筋、信条は決してまげないということ。それと、間違っていたことは素直にそれを認めて、より良い方向へ向かっていけるよう、改善していくことです。

 

―尊敬する人はいますか?

父親です。自分の仕事に関係するもの以外にも様々な資格をとるなど、勉強熱心で、弱音ひとつ吐かず、職場では同僚から厚い信頼を寄せられている、そんな父の姿を見ていて、自分もいつかこの人を超えたいなと思っています。父は自分の持っている知識や技術を他の人のために役立てていて、何でもできるだけでなく、人のために働けるところがすごいと思います。

 

―少し学園生活についてお聞きします。まずこの学園に入ろうと思ったのはなぜですか?

これも父が関係しているのですが、父はどんなことでも経験してみて、色々な人の気持ちを考えてみろ、と私に訓えてくれていました。一度、自分が工場などで働いている人に対して偏見でものを言ってしまい、とても怒られたんです。お前はその人たちの何を知っているんだ、と。そこで父は知り合いにお願いをして自分に様々な職場の体験をさせてくれました。そこで自分が感じたのは、自分が単純だと思っていた仕事にも技術や力だけでなく、様々な知識が必要だったということでした。元々、自動車やバイクが好きだった自分は、日野自動車が運営するこの学校で、自動車の構造などを学んでみたいと考え、受験しました。

 

―好きな教科などはありますか?

やっぱり自動車科の授業は好きです。それと日本史も好きです。

―えーっ、本当に?笑(筆者は日本史担当)

本当です笑 幕末が特に好きで、新選組に関しての動画などをYouTubeで見たりしています。

 

―学園生活の中で一番楽しいことは何ですか?

学園は色々な行事があり、それぞれ楽しいのですが…実はボランティア活動のような、大変な行事も意外と、普段あまり仲がよくない生徒同士でも協力して取り組めるので良いなあと自分は思っています。

 

―現在、寮生活をしていますが、寮生活はどうですか?

とても充実していて、おそらく寮に入っていなければ、自炊や掃除、洗濯など身の回りのことを自分でやることはなかったと思いますし、寮に入ったことで生活習慣が整って、早寝早起きなどの習慣も身に付きました。また、両親への感謝の気持ちも生まれました。今までこんな大変なことを家族のためにやってくれていたのだと、実感できました。

 

―休日は何をして過ごしていますか?

自分でスケジュールを組んで生活をするのが習慣になっているので、少し疲れがたまっている土曜日はいつもより長めに睡眠をとって、午前は勉強をし、午後は友達と遊びに行ったり、趣味の時間に費やしています。

 

―話を元に戻します。現在まだ終息の見込みが見えないコロナウイルスの影響で学園生活にも様々な影響が出ています。このことをどう捉えていますか?

自分はポジティブに捉えていて、色々なことが変わっている中で、学園にも変化をもたらす良いタイミングなのではないかなと思っています。生活だけでなく、意識も変えていく、そういったチャンスだと考えています。

 

―大変なことは多いと思いますが、どういう1年にしていきたいですか?成し遂げたいことはありますか?

来年以降も入ってくる新入生が入ってよかったと思える学園にしたいので、まずは自分たちの代で、校則の変更を許可してもらえるように、先生方の信頼を取り戻していきたいと思います。

 

―生徒会長として、意気込みをお願いします

何事にも全力で取り組み、生徒の代表として責任ある言動で周囲を引っ張っていきます。また、まじめにやるときは真剣に、楽しむときは思いっきり、といったようにメリハリのある学園生活を生徒全員が送っていけるようにしたいと思います。

 

―ありがとうございました!

ありがとうございました!

(↑小倉君と塚越君)