HINO

国内最終テストを完遂して
マシンはいよいよ戦いの場を目指す

左:2号車:北米専用車(HINO 600シリーズ) 右:1号車:日野レンジャー(HINO 500シリーズ) 

榎本満は自信を持ってマシンを送り出す

「ダカール・ラリー2020を戦うマシンに関しては、昨年の段階からさまざまな準備を進めてきました。これまでのマシンをベースにさらなる進化と熟成を施した1号車、ボンネットタイプでオートマチックトランスミッションを採用したニューモデルの2号車ともに、本戦に向けたクルマづくりはほぼ完成した状態です」

来年1月5~17日にサウジアラビアで開催されるダカール・ラリー2020。本番まで3ヵ月を切った19年10月上旬、日野自動車の羽村工場にあるテストコースで2日間にわたって実施された国内最終テストを終え、ダカール・ラリープロジェクトのチーフエンジニア榎本満はこう自信をのぞかせた。

榎本満チーフエンジニア
左:1号車 右:2号車

「今回のテストで、熟成や改善を施した部分に関して、予想以上の効果があることが確認できました。ドライバーの要望に応えられたことで、エンジニアとして非常にうれしく感じています」

マシンづくりやテストが順調であることは、国内最終テスト現場の雰囲気からも明らか。チームメンバーの表情はいつも明るく、2日間のテストでは、マシンチェックとは直接関係のない各種撮影にトータル3時間近くも割り当てることができた。このことからも、マシンの仕上がりが理想に近いということがわかる。

順調な仕上がりをみせる2台のマシン
マシンの仕上がりを確認する2号車のドライバー塙選手
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MOVIE DATA

  • time : 03'13"