INTERVIEWS
新領域

地域を想い、理解し、
未来をつなげていく。

新事業企画部

2021年入社
人文・文化学群 日本語・日本文化学類卒

  • 事務職
  • 文系・その他

PROFILE

日本語の方言や生活文化に興味があり、大学で幅広く学んでいた。そうした、「地域を知る」ための勉強をしたこと、交通が不便な地域で暮らしていたこと、アルバイト先の病院で高齢者の声を聞いたことなどから、公共交通の課題を解決したいと考えるようになった。そこで、日野自動車のインターンシップに参加。やりたい仕事ができそうであり、何でも丁寧に回答してくれる社員の人柄に共感して入社を決意した。

現在の仕事内容

新事業企画部は、世の中の社会課題に対し、CASE技術を用いた解決策を提案する部署です。スピーディーに対応できるよう、自社だけでなくあらゆるパートナー企業と連携して課題解決に取り組んでいます。 その中で私は、交通の不便な地域における事業企画に携わっています。例えば、バスやタクシーが走っていない地域で、住民同士が助け合って地域の移動を支える「自家用有償旅客運送」というものがあります。この「自家用有償旅客運送」のスムーズな運行のため、各自治体から依頼を受けて運行管理やサポート業務を行っています。現場を理解することが大切な仕事ですので、自治体のご担当者やドライバーの方と会話をしたり、現地に足を運ぶ機会も多くあります。

仕事のやりがい

主体的に課題を深掘りし、解決策を考えること自体にやりがいを感じています。それを最初に感じられたのは、入社2年目の時に参加した、トヨタの公募型コンペティション『BE creation(新規事業創出プログラム)』でした。同期2名とチームを組んで考えたのは、夜道の一人歩きのこと。日野自動車は「移動を支える」とは言っていますが、バスを降りた後の家に帰るまでの区間は支えられていないのでは?と思ったんですね。そこで、お客様、他部署、警察の方など社内外合わせて約70名にヒアリングを行い、解決策を検討しました。その過程も面白かったですし、社会に対するソリューションを生み出しているというやりがいを大きく感じられました。

仕事に活きた学生時代の経験

学生時代は日本語の方言や生活文化の研究を行っており、その頃から尽きることのない「地域を知る」という興味は、今の仕事に大いに活かされています。その地域における最適なソリューションを考えるためには、歴史や地理など、文化を理解することが有効だと考えているからです。また、その地域の方から聞かせていただくお話に対して興味を持ちながら耳を傾けるので、お相手の方もとても盛り上がってくださいます。そのような雰囲気になれば、コミュニケーションにおける距離感もなくなり、様々な意見が出やすくなるため、より解決策を導きやすくなります。

仕事で大切にしていること

入社して間もない頃は、お電話をしてすぐに「何かお困りごとはないですか」と尋ねていました。ですが、それでは本音をなかなか聞き出せないことに気が付きました。悩んで先輩に相談したところ、「いきなり本題に入るのではなく、お相手の方が興味のあるような話題から入ったほうがいいよ」とアドバイスを貰い、その通りに実行をすると段々と心を開いていただけるようになりました。それに加えて、お客様の想いに共感することを意識すると、さらに深いところまでお話しいただけるように。その経験から、自分よがりではない丁寧なコミュニケーションを心掛けるようになりました。

ある1日のスケジュール

8:30
出張先でテレワーク。メールやスケジュールを確認。
10:00
お客様を訪問する前に、商談の流れなどを最終確認。
12:00
訪問先の近辺で同行者と一緒にランチ。
13:00
お客様を訪問し、
ソリューションの紹介と困りごとのヒアリング。
15:00
公共交通の運行現場を査察し、課題を発掘。
17:25
打ち合わせの結果をまとめ、明日の予定を確認して終業。

今後の目標

地方交通の営業担当として、新たな製品開発などに活かせるよう、地域の方々から伺ったニーズを他部署へとつなげていく役割を担う日野自動車と地域の架け橋となれる人財を目指しています。そのためにも、上司や先輩の仕事を見て学んだり、eラーニングやセミナーを受講するなどしながら、知識やノウハウ、ヒアリング力に磨きをかけたいと考えています。そしてゆくゆくは、地域の文化を残すために、その土地に住み続けたい人が住み続けられるようなソリューションを生み出したいです。

これまでのキャリア

  • 2021年
    入社

    入社時研修
    工場研修

  • 2021年

    第2国内営業部
    配属

  • 2022年

    新事業企画部
    配属

PRIVATE

長期休暇の際は、よく旅行に出かけています。先日は、長野県へ一人旅に行きました。中山道の宿場町を巡り、山道を3時間かけて歩いた先に昔の面影を残した宿場町が見えた瞬間は感動しました。また、昔話や伝説に興味があるため、伝承地を訪れる旅にもよく行っていますね。気の向くままに探索したり、博物館や資料館を訪れたり、おいしいご飯を食べたり、とてもいいリフレッシュになっています。