INTERVIEWS
開発

より高い生産性を
工程づくりから考える。

車両生技部

2021年入社
工学部 精密工学科卒

  • 技術職
  • 機械系
  • 電子・電気系

PROFILE

大学時代、コロナウィルスの影響で外出できない日々が続く中、インターネットで食品や日用品を買うことが増えた。その際に、ドライバー不足で荷物が遅れることがあり不便さを感じたという。こみ上げたのは、物流を支えることで社会の役に立ちたいという想い。それを実現させるため、お客様への想いをしっかりと体現している日野自動車への入社を志望。

現在の仕事内容

入社してから一貫して、トヨタ車溶接工程の設備検討に携わっています。大型のSUV車などを対象としており、部品と部品を溶接するためのロボットの軌跡などを3DCADで検討することが私の主な役割です。車体に取り付ける部品は仕様がよく変更になったりするのですが、「前回と少しだけ違う」という程度でも、溶接ではその工程自体をすべて立て直さなければなりません。そこで、しっかりと図面を確認し、ロボットがどのように動くと一番効率的なのかを検討する作業が必要になるのです。これによって生産性がまったく変わってくるため、背筋の伸びる思いで仕事をしています。

仕事のやりがい

部品によって期間は様々ですが、半年くらいの時間をかけ、一から作成した工程が目の前で動いた時は感動しました。自分で考えた工程が、当社の工場で問題なく動くかどうか、きちんと据付ができるかどうかを確認するためには、実際の設備を目で見る必要があります。そのために、名古屋の設備メーカーには今でも毎週通っています。「こういう風にしてほしい」と自らの意志や考えを論理立てて伝える必要があるので、難しさを感じることも多いです。しかし、積極的に話し合いをするからこそ学べることもたくさんあります。はじめは上司や先輩にサポートしてもらっていましたが、特に費用の部分などを的確に交渉できるようになった時は、自身の成長を感じることができました。

仕事に活きた学生時代の経験

3DCADについては、学生時代の講義で基礎を勉強していたため、仕事で使うとなった時はスムーズに対応することができました。外部の企業の方が学校に来て、実際に仕事で使える知識を教えてくださったことが大きかったと思います。また、仕事では検討結果を上司や現場の方、メーカーの方などに資料にまとめて報告をすることがよくあり、そこでは学生時代の研究発表などで経験した資料作成が役に立っていますね。とても厳しい教授だったおかげで、まとめ方、説明の仕方など、分かりやすく、納得してもらえる資料づくりの基礎を身に着けられたと思います。

仕事で大切にしていること

仕事中は、分からないことを「聞く」「相談する」ことを徹底しています。これは言葉にすると簡単なのですが、実際はすごく難しいことだと感じています。現場は厳しい世界なので、こちらが分からない専門用語をいちいち説明してくれたりはしません。「あれ、この言葉ってなんだっけ…」と考えている間に次の話に進んでしまい、結局聞けずじまいだったということが入社当時はよくありました。しかし、分からないままにしていては前に進めないですし、質問したことで少しくらい気まずい空気になったとしても、品質を守ることには変えられません。そう考え、遠慮なく質問できるようになってからは仕事がスムーズに進むようになりました。

ある1日のスケジュール

8:00
出社し、メールやTODOリストの確認。
10:00
現場の方に直接相談をしに行く。
12:00
自席でお弁当。
14:00
抱えている仕事の進捗を上司と打ち合わせで確認。
16:00
進行中のプロジェクトの検討を3DCADを使って行う。
19:00
次の日のやることを確認して退社。

今後の目標

現在の仕事では、検討業務から工程を形にしていくところまで携わっており、その中で様々な人と関わります。日野社内の人であればすぐに連絡は取れますが、設備メーカーの方だと遠方になるため、頻繁に顔を合わせたコミュニケーションができません。そのため、毎日のようにメールや電話を行っており、時にはweb会議でも会話をします。しかし、リモートだとなかなか温度感が伝わりづらいんですよね。ただ、そこは自身の知識やコミュニケーション力が付き、根拠を持った会話ができるようになれば解決できると思っているので、そのための努力を重ねていきたいです。また、ゆくゆくはここでの経験を活かして、海外のプロジェクトにも挑戦したいと考えています。

これまでのキャリア

  • 2021年
    入社

    入社時研修
    工場研修

  • 2021年

    車両生技部
    配属

PRIVATE

普段の休日は、筋トレを行ったり、疲れを癒やすためにサウナに行ったりしてリフレッシュしています。また、有給が取りやすいこともあり、旅行に出かけることも多いです。月に一度は必ず有給を取得しています。つい先日も北海道や登別に行ってきました。写真を撮ったり、ドライブをしたり、スノーボードをしたりなど、趣味は割と多いほうなのですが、それらを全部楽しめるほどプライベートの時間はしっかりと確保できていると感じます。