HINO

販売会社メカニック インタビュー

群馬日野自動車(株)
上武テクノセンター 2008年入社

渡邊 啓介さんKEISUKE WATANABE

ようやくつかんだダカール・ラリーへのチャンス。
過酷な環境でベストを尽くす!

ダカール・ラリーのことは入社してから知ったのですが、自分にとっては雲の上の存在だと思っていました。でも2年前に同僚が出場したのを見て、自分も「チャンスを掴みたい」と一念発起し、努力を重ねてきて、チームに参加できたのが今年の4月。そしてチーム合流後、車両の製作からメンテナンス、そこからあっという間に本番ですからね。レース車両に対する理解も深まりましたし、実際、車両も成熟しています。そして何より自分自身の成長も感じています。

実は最初は、自分のことで一杯いっぱいだったんです。半年以上をここで過ごして、視野が広くなっていったというか、周りを意識するようになりましたね。私は照仁さんが駆る1号車担当で、調整の途中で改善点がかなり出てきましたが、みんなで力を合わせて、いまはバッチリ仕上がってます。それでいまでは、2号車のことも気にかけるようになりましたし。販売会社のメカニック仲間からも色々学ばせてもらって、コンビネーションも最高ですよ!とにかくワクワクが大きくて、不安はまったくないですね。

過酷な砂漠という環境の中で、限られた道具、限られた部品で整備をするということ。人生でなかなか体験できないことだと思います。でも、だからこそ楽しんで来たいと思います。もしクルマが動かなくなったとしても、自分たちが手をかけ、確実に整備・修理することで動くように仕上げていく。そして翌日にはスタートラインに必ず立つ。絶対に2台揃っての完走を実現させたいです。

チャンスは誰にでも訪れますが、その一瞬を自分から掴みにいかないとゲットできませんから。
2週間に渡るダカール・ラリーへの「挑戦」。その場に身を置きチームの力になり、私自身の「自信」をつけていきたいと思います。そしてこの経験を、ぜひ後輩の育成に活かしていきたいと思います。