日野自動車、小型トラック「日野デュトロ」を改良して新発売
商品・技術情報
2016年4月7日
No.16-006
「PCS※1」、「車線逸脱警報」装着車を設定
日野自動車株式会社 (以下、日野)は小型トラック「日野デュトロ」を改良して、5月6日に発売します。
日野は、安全装備を標準装備として普及を促進することが交通事故削減に効果的と考え、従来より標準装備化を推進してきましたが、今回の改良では、新たに衝突被害軽減ブレーキ「PCS※1」および「車線逸脱警報」を標準装備とした車型※2を設定し、既に標準装備としている車両安定制御システム「VSC※3」や「電動パーキングブレーキ※4」とあわせて、安全装備の一層の充実を図りました。
今回新たに装着車型を設定したPCSは、フロントバンパー中央に装着したミリ波レーダーに加え、フロントウインドウの上部中央に単眼カメラを装備しており、歩行者を検知することが可能で、低速で走行する先行車や、歩行者を含む停止障害物に対して衝突回避または衝突被害軽減を支援します。また単眼カメラは車線逸脱警報の車線認識センサーとしても機能します。
PCS装着車の設定に伴い、標準幅キャブ車のフロントバンパーのデザインを変更しています。
今回発売する「日野デュトロ」のディーゼル車およびハイブリッド車は、ASV減税またはエコカー減税の対象※5となります。
※1:プリクラッシュセーフティ。「PCS」はトヨタ自動車(株)の登録商標です。
※2:標準幅キャブ、車両総重量5t未満、2WDのディーゼル車のカーゴ車型に標準装備。
※3:VSC=Vehicle Stability Control。LPG車には設定なし。「VSC」はトヨタ自動車(株)の登録商標です。
※4:「電動パーキングブレーキ」はダブルキャブ・ルートバン・LPG車には設定なし。
※5:ASV減税:先進安全自動車(ASV)技術を備えるトラック・バスについて自動車取得税、自動車重量税を軽減する特例措置。PCSとVSCを両方装備している場合は、取得税については取得価額から525万円控除、重量税は75%減税、VSCのみの場合は取得税については取得価額から350万円控除、重量税は50%減税となります。
排出ガス記号「TDG-」の車型はASV減税のみ対象です。
:エコカー減税:ディーゼル車は取得税40%、重量税25%の減税、ハイブリッド車は取得税、重量税ともに免税となります。
日野デュトロ TKG-XZC605M-TQMMB
東京地区希望小売価格(代表車型)
この表は横にスクロールできます
(単位:円)
車名・型式・仕様 | エンジントランスミッション | 最大積載量 (トン) | 価格※(消費税抜き) |
---|---|---|---|
日野デュトロ TKG-XZC605M-TQMMB 標準幅キャブ、標準長ボデー 全低床、スタンダードグレード PCS標準装備 カーゴ完成車 (写真掲載) | N04C-UN 100kW(136PS) 5速MT | 2.0 | 4,315,140 (3,995,500) |
日野デュトロ ハイブリッド TSG-XKU710M-TQUQC ワイドキャブ、ロングボデー 全低床、スタンダードグレード カーゴ完成車 | N04C-UL 110kW(150PS) Pro Shift Ⅴ (5速 AMT) | 3.0 | 5,551,740 (5,140,500) |
年間販売目標台数
日野デュトロシリーズ全体 27,400 台
以上
※掲載写真の画像データは以下のURLからダウンロードできます。パスワードは「hn160407」です。
このパスワードは5月7日まで有効です。
https://on.fileforce.jp/sh?site=c000000081&id=wkdpaya9xu9x1knfjeqc1z8ta3