2026年6月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

トレーラーの転落事故

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

あなたは運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

トラクターの特性に起因する事故

交通状況

  • ■トレーラーで長い下り坂が続く自動車専用道路を走行しています。
  • ■「下り坂 カーブ注意」の看板が見え、その先に目的のオフランプ(出口)が近づいてきました。
  • ■積載量が多く、これまでにフットブレーキを多用してきました。
回答

このような危険が!

このような危険が!

①ガードレールへの衝突

・フットブレーキを多用したことでフェード現象を起こし、オフランプの急カーブで十分な減速ができずにガードレールに衝突。トレーラーごと路外へ転落する。

②乗用車に追突

・同じオフランプで降りようとする乗用車が自車を追い越し、急に車線を変更すると同時に減速したため、追突する。

このような運転を!

長い下り坂でのブレーキの多用により、フェード現象を起因とする事故を起こしてしまうことがある。もしブレーキに不調を感じたら、急カーブのあるオフランプを避ける。

大型車に先行しようとして、直前に車線変更してくる車両もあるため、オフランプに近づいてきたら周囲の車両の動向に注意して走行する。

長い下り坂では排気ブレーキの活用を

長い下り坂でフットブレーキを多用すると、「フェード現象(ブレーキライニングの過熱)」や「ベーパーロック現象(ブレーキフルードの沸騰)」が生じ、ブレーキが利かなくなる恐れがあるため、できるだけエンジンブレーキや排気ブレーキを活用し、道路の勾配や周囲の状況に応じた安全走行を心がけましょう。

出典:国土交通省「自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル(トラック事業者編)」

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター