2025年9月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

発見の遅れによる追突・衝突事故編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

トラクターの特性に起因する事故

交通状況

  • ■トラックで見通しの良い緩やかな下り坂の直線道路を走行しています。
  • ■荷降ろし作業や休憩なしの運行が続いたので、休憩しようとコンビニを探しています。
  • ■前を走る大型トラックが路線バスを追い越していきました。
回答

このような危険が!

このような危険が!

路線バスに追突、対向車と衝突する

①休憩場所を探して脇見をしていたため、バス停に停車したバスの発見が遅れ追突する。

②バスへの追突を避けようとして対向車線に出た瞬間、対向の乗用車と正面衝突する。

このような運転を!

疲労は脇見運転や漫然運転につながり事故を誘因するため、早めの休憩を心がける。

下り坂では知らず知らずの間に速度超過しがちになるため、制限速度を意識した運転を心がける。

「安全システムが搭載されているから安心」に要注意!!

ご存知の通り、トラックの事故で最も多いのが追突(2023年で5,790件)です。事故を防止するため車両に搭載されている安全システムは日々進化を遂げています。しかし運転支援機能とは、ドライバーの運転を支援する機能であり、あくまでも運転操作の主体はドライバーです。システムを活用しながら、安全運転を心がけてください。

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協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター