2025年6月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

高速道路合流場所での
接触事故編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■大型トラックで高速道路の片側2車線の第2車線を直進しています。
  • ■前方にジャンクションの合流があり、道路が渋滞しています。
  • ■合流を嫌って、第1車線から第2車線に割り込んでくる車両があります。
回答

このような危険が!

このような危険が!

車線変更車両と衝突

①前方の第1車線を走行中の乗用車が、合流を嫌って第2車線を走行中の自車の直前に急に車線変更してきて、避けきれずに接触(衝突)する。

急停止した車両に追突

②第1車線を走行中の大型トラックが、前方の合流を嫌って自車の直前を走行する乗用車の前に強引に車線変更してきて、これに驚いた乗用車が急停止し、自車は止まりきれずに接触(追突)する。

このような運転を!

第1車線を走行中の場合、合流地点の直前での車線変更は接触事故を誘発するため、できる限り控える。また、左から合流車が来たら、交互に合流することを心がける。

第2車線を走行中の場合、第1車線から突然車線変更する車があることに留意しながら、前車との安全な車間距離を確保して走行する。

合流部では“ファスナー合流”を

インターチェンジやジャンクション、サービスエリア・パーキングエリアなどから高速道路の本線に合流する場所では、渋滞が発生しやすくなります。このような場所で渋滞が発生している時は、加速車線の先頭まで進み、ゆずりあって、1台ずつ交互に合流する“ファスナー合流”を心がけましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター