2025年1月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

高速道路出口での事故編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■片側1車線の高速道路から降りるため、出口に近づきました。
  • ■自車の前方にも、出口に向かう「わ」ナンバーの乗用車があります。
  • ■自車の後方には、同じく降りようとしている大型トラックがあります。
回答

このような危険が!

このような危険が!

車両に追突する(される)

・前方の乗用車が出口を間違え急停車したため、自車が止まりきれず追突する

・乗用車が急停車すると、自車も急停止せざるを得ず、車間距離が短い後続の大型トラックに追突される

逆走車と衝突する

出口から入ってきた逆走車が本線に現れ、急ブレーキをかけるものの衝突する

このような運転を!

レンタカーの運転手は運転経験が少ない傾向にあり、想定外の動きをする可能性が高いので、車間距離を多めに取るなどの防衛運転を心がける

大型トラック同士は、車間距離を短くしがちであるため、特に出口付近では、車間距離を広げる

近年、増加傾向にある逆走事案は、多くが合流部・出入り口部で発生。その付近では逆走車が接近する可能性があることにも留意する

逆走事案件数は増加傾向、運転手は65歳以上が約7割

高速道路における逆走が2020年から増加を続けており、逆走した軽乗用車とトラックが衝突して痛ましい事故となったケースもあります。乗用車の発生場所で最も多いのが合流部・出入り口部であり、単路部や料金所前後が続きます。
運転中、逆走車情報を見聞きしたら、速度を落とし十分な車間距離を取って走行し、最寄りのサービスエリアなどの非常電話から、もしくは料金所スタッフへ申し出てください。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター