2024年9月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

幹線道路走行中の事故編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■幹線道路の第1車線を走っていて、前方の交差点を直進します。
  • ■自車の前方には自転車と路線バスが走っていて、後方には乗用車が追従しています。
  • ■前方の交差点には左折専用車線があり、バスはその交差点を左折するようです。
  • ■交差点には横断歩道がありますが、歩行者は見当たりません。
回答

このような危険が!

このような危険が!

①自転車に追突

・路線バスが左折専用車線に入り、横断歩道前で歩行者がいないものの一時停止を励行したため、直進する後続の自転車が後方を確認することなく右に膨らみ、自車の前に出てきて追突する

②後方の乗用車と衝突

・第1車線から中央の直進車線に車線変更する際、自車より先に直進車線に入ろうとする後方の乗用車と衝突する

このような運転を!

車線変更が必要な交差点に近づいたら、前車との車間距離を確保する。また周囲を走行する車両の状況にも注意する

自転車は予想外の動きをすることもあるため、追い越す場合には動向を確認しながら間隔を十分確保する

ワンポイントアドバイス

自転車は、周囲を確認せずに自車の前に出てくることがあります。「自転車は道路の左端を走行する」という固定観念にとらわれず、その動きに注意して運転しましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター