2024年6月号

危険 予知 トレーニングで
事故ゼロへ!

車線変更や追い越し時の事故編

事故を未然に防ぐために、予測される危険や危険を避けるための運転について考えてみましょう。

質問

運転中、どのような危険があり、どういった運転をする必要がありますか?

夜間の直進道路走行

交通状況

  • ■片道2車線道路を走行中、空が急に暗くなり、今にも雨が降り出しそうだったので急いでいます。
  • ■同じ車線の前方に止まっているトラックは路地へ入るため、左折の方向指示器を出しています。
  • ■追い越し車線には、前後とも車などは目視できません。
回答

このような危険が!

このような危険が!

死角から出てきた二輪車と衝突

・追い越し車線の目視できる範囲に車が見えないので、前車を追い抜こうと急に車線変更をすると、路地から出てくる二輪車に衝突する

前方の車両に追突

・急に車線変更をすると、左折トラックの前を走っていた車もその前の二輪車を追い抜こうと右に車線変更した場合、追突する

このような運転を!

前方の車両が「なぜ止まっているのか?」を考えた運転をする

・二輪車や自転車、歩行者などは前のトラックの陰で見えないことがあるので、前方のトラックの停車理由を考えて、安全を確認してから進行する

・二輪車は前車のトラックの陰に入りやすく、動きも速いので注意が必要

追い越しをする際は、前後や右車線にいる車の動向を確認する

ワンポイントアドバイス

前車が曲がるのを待っていても、時間のロスはわずかです。天候の崩れや渋滞などの影響で急ぎたくなる気持ちになる時こそ、待てるような心の余裕を持ちましょう。

協力:公益財団法人 交通事故総合分析センター